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バルサから2発の乾、約2年ぶりの復帰は「ロジカル」も…足首検査で参加可否を決定へ

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FW乾貴士(エイバル)が約2年2か月ぶりの代表復帰

 所属クラブで結果を残し、競争に勝った。FW乾貴士(エイバル)は約2年2か月ぶりの代表復帰。同じ左ウイングのポジションを争う代表常連のFW宇佐美貴史(アウクスブルク)から“定位置”を奪った。

「宇佐美との競争だったが、ここ最近素晴らしいパフォーマンスを見せているので(代表選出は)ロジカルだと思う」。日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督は「A代表に戻ってきてくれてうれしい」と“カムバック”を喜んだ。

 乾は21日のリーガ・エスパニョーラ最終節でバルセロナ相手に衝撃の2ゴール。今シーズンはリーグ戦28試合に出場し(うち先発26試合)、通算3得点。日本人選手にとって“鬼門”のスペインで真価を発揮し、ハリルジャパン初陣となった15年3月以来、約2年2か月ぶりに日の丸を背負うことになった。

 しかし、ハリルホジッチ監督によると、乾は足首を負傷しており、明日26日に病院で検査を受ける予定だという。「その検査結果で様子を見たい。日曜(28日)の朝に顔を合わせるので、メディカルスタッフと彼と三者面談をしたい」と、28日の合宿初日に参加の可否を見極める方針だ。

「もしできないのであれば他の選手を呼ぶだけ。微妙なことでも他の選手を呼ぶかもしれない」。ケガの状況によっては代替招集の可能性も示唆した指揮官は「1週間かけて治る可能性もある。親善試合(シリア戦)とイラク戦はまったく違う。イラクに対しては100%準備できている選手が必要だ」と、6月13日のW杯アジア最終予選・イラク戦に万全のコンディションで臨めるかどうかを判断基準にする考えを示した。


(取材・文 佐藤亜希子)
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