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最後は“予定調和”のドローで決勝Tへ、U-20内山監督「今度は勝利を目指して」

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ベンチから戦況を見守る内山篤監督

[5.27 U-20W杯GL第3節 U-20日本 2-2 U-20イタリア 天安]

 最後は“予定調和”のドローとなった。序盤の2失点からMF堂安律の2ゴールで2-2の同点に追いついたU-20日本代表。2得点以上の引き分けなら3位でのグループリーグ突破が決まることは試合前から分かっていた。とはいえ、勝てばD組2位以上が決まる。勝ち越すことが理想だが、3失点目を喫することだけは許されない。後半5分の同点ゴール以降もボールポゼッションを高めて攻め込む時間が続いたが、過剰にリスクを冒すわけにはいかなかった。

 それは引き分けでも2位通過が決まるイタリアも同じだった。後半の半ば過ぎからは両チームが慎重な試合運びを見せ、後半40分を過ぎると、イタリアはGKと最終ラインで延々とボールを回し続け、日本もそこにプレッシャーをかけることなく、後半アディショナルタイム3分間も含めて時計の針を進めていった。

 最後はベンチからも無理にプレッシャーに行かないように指示を出した内山篤監督は「この大会は3試合が終わって、とにかく4戦目をみんなでつかもうと。最初は厳しい状況になったが、選手がよくやってくれた。まず一番の目標をチーム一丸となってやってくれた」と、2点ビハインドを追いつき、グループリーグ突破を決めた選手たちをねぎらった。

「新しいステージが見れる。ノックアウト方式なので、今度は勝利を目指して戦いたい」。03年大会以来となるベスト8進出を懸けた決勝トーナメント1回戦の相手は、明日28日に行われるE組、F組の最終節の結果を待って決定する。

●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ

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