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ドルトムントが5年ぶり4度目のカップ戦制覇!!香川もフル出場でタイトル獲得に貢献

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後半22分、PKで決勝点を決めたFWピエール・エメリク・オーバメヤンが歓喜のダッシュ

[5.27 DFBポカール決勝 フランクフルト1-2ドルトムント]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)の決勝が27日、ベルリンのオリンピアシュタディオンで開催され、MF香川真司の所属するドルトムントフランクフルトに2-1で競り勝ち、5年ぶり4度目の優勝を飾った。香川は公式戦3試合連続のフル出場。3シーズン連続で準優勝に終わっていたカップ戦ファイナルでタイトルをもぎ取り、有終の美を飾った。

 前半8分、ドルトムントが幸先よく先手を取った。サイドチェンジを受けたDFウカシュ・ピシュチェクが右サイドからゴール前にスルーパスを通すと、PA内右に走り込んだMFウスマン・デンベレが鋭い切り返しでDFをかわし、左足でシュート。立ち上がりのチャンスを生かし、先制点を奪った。

 フランクフルトも前半29分、一瞬の隙を突いて同点に追いつく。高い位置からのプレッシャーでDFソクラティス・パパスタソプロスからボールを奪い、MFミヤト・ガチノビッチが素早くスルーパス。ゴール前に抜け出したFWアンテ・レビッチがGKとの1対1から冷静に右足でゴール右隅に流し込んだ。

 ハーフタイムに2選手を交代したドルトムントは1-1で折り返した後半5分、細かいパス交換からMFマティアス・ギンターのスルーパスに走り込んだ香川がPA内左から左足でシュートを放つが、ゴール前でDFがクリア。同18分にはデンベレがふわりと浮かしたクロスをFWピエール・エメリク・オーバメヤンがオーバーヘッドで狙うと、これもカバーに入ったDFにゴールライン上でクリアされた。

 相次ぐ決定機を生かせなかったドルトムントだが、後半21分、MFラファエル・ゲレイロの浮き球パスに反応したMFクリスティアン・プリシッチがPA内でGKに倒され、PKを獲得。これをオーバメヤンが右足のチップキックでゴール中央に決め、2-1と勝ち越した。

 ブンデスリーガ得点王に輝いたエースの冷静沈着なPKで再びリードしたドルトムントはその後のフランクフルトの反撃も体を張って跳ね返し、2-1のままタイムアップ。国内2冠を達成した11-12シーズン以来、5年ぶり4度目のDFBポカール制覇を成し遂げ、14-15シーズンのドイツスーパー杯以来となるタイトルを獲得した。

 一方のフランクフルトは29年ぶり5度目のポカール優勝ならず。来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得もならなかった。なお、この結果、リーグ戦5位のケルンは来季ELにストレートインで出場。6位ヘルタ・ベルリンがプレーオフから、7位フライブルクが予選3回戦から出場することになった。

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