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3月まで降格まっしぐらのクロトーネが奇跡の残留!!最終節で差し切る…得点王争いはジェコが逃げ切り

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クロトーネが最終節で逆転し、奇跡の残留を成し遂げた

 セリエAは28日、今季最終節となる第38節を行った。残り1つとなっていた残留を争う戦いは、18位の降格圏にいたクロトーネが格上のラツィオにホームで3-1で快勝。17位のエンポリが敵地でパレルモに1-2で敗れたため、クロトーネが最終節の大逆転で、1部残留を勝ち取った。

 クロトーネは今季セリエAに初昇格したものの、初勝利は11戦目のキエーボ戦。その後も苦戦を続け、3月末の時点で3勝5分21敗の勝ち点14と、降格は避けられないものとみられた。しかし尻に火が付いたチームは4月以降、生まれ変わる。4月9日の第31節でインテルを下すなど初の連勝を飾ると、4月の戦いを3勝2分で切り抜ける。5月に入っても好調を持続し、前節ユベントスが優勝を決めた一戦には敗れたが、それ以外の3戦はすべて勝利。3月までに勝ち点14しか挙げられなかったチームが、4月5月を5勝3分1敗で走り抜け、わずか2か月で勝ち点18を積み上げた。まさに奇跡の残留を成し遂げた。

 得点王争いは、ローマのFWエディン・ジェコが逃げ切った。ナポリのFWドリース・メルテンスの猛追により、1ゴール差で最終節を迎えたが、ホームでのジェノア戦に先発したジェコは、前半10分に今季29得点目となる同点弾を記録。3-2での勝利に貢献した。敵地でのサンプドリア戦に先発したメルテンスも前半36分に先制点を記録し、4-2での勝利に貢献したが、得点王には一歩届かなかった。

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