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たとえPK戦になろうとも…唯一の大学生戦士・GK小島亨介「悪いイメージは持っていない」

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U-20日本代表GK小島亨介(早稲田大)

 唯一の大学生選手ながらも、全試合ゴールマウスを託されている。しかし、ここまでの3試合で5失点を喫していることもあり、U-20日本代表GK小島亨介(早稲田大)は「まずは失点を減らさないとけない」と気を引き締め直した。

 決して多くの決定機を作られたわけではない。特にグループリーグ第3節イタリア戦では放たれた3本のシュートの内、2本をゴールへとつなげられた。「少ないチャンスを確実に枠に入れてくるので、自分自身、準備を徹底しないといけない。失点を減らすために、まずは未然に防ぐことが重要」。世界レベルの決定力を肌で感じているからこそ、シュートに持ち込まれる前の対応が重要だと話した。

 翌30日にはベネズエラ戦を迎える。グループリーグ3試合で10得点を挙げている対戦相手の印象を「前には速くてテクニックのある選手がいっぱいいる」と語りつつ、「まずはファーストコンタクトのところで負けない。プラス他の選手のカバーも大事になると思うので、そこは後ろからしっかりコーチングしたい」と攻撃を封じるイメージを膨らませる。

 決勝トーナメントではPK戦までもつれ込む可能性があるが、「悪いイメージは持っていない」とキッパリ。「今までGKをやってきた人生の中でも負けている回数はほとんどないので、そこは自信を持ってやりたい」。当然、90分間で勝利をもぎ取るのがベストだ。しかし、たとえPK戦にもつれ込もうとも、守護神がベネズエラの前に立ちはだかる。

(取材・文 折戸岳彦)
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