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小林悠が1G2A!2戦合計7-2の川崎F、8年ぶりのアジア8強入り!!

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2戦連発のFW小林悠は今季ACL4ゴール目

[5.30 ACL決勝トーナメント1回戦第2戦 川崎F4-1ムアントン・U 等々力]

 敵地での初戦を3-1で勝利して迎えたホームでのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦第2戦。川崎フロンターレは、前半だけでムアントン・ユナイテッドから3ゴールを奪取。後半にも1点を追加し4-1で勝利した川崎Fは、2戦合計7-2とし、2009年シーズン以来、8年ぶりとなるベスト8入りを決めた。

 J1第13節が7月5日に延期となったため、中6日で戦う川崎F。23日の敵地でのムアントン・U戦のスタメンから3選手を入れ替え、DF登里享平、MF長谷川竜也、FW小林悠が先発した。対するムアントン・Uは、7月から札幌への加入が内定しているMFチャナティップと元甲府のDF青山直晃をベンチからスタートさせた。
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 攻から守への切り替えが早く、ムアントン・Uにチャンスを与えない川崎F。前半11分にはFW家長昭博のパスに抜け出た登里が、ドリブルでペナルティエリアに進入、相手DFと接触して倒れるが笛は鳴らなかった。

 長谷川が倒されたように見えたが川崎Fのファウルをとられるなど、川崎Fの選手が判定に不満を露わにして嫌な空気が流れる中、登里のパスを受けた小林がゴール正面から右足を一閃。これがゴールネットを揺らし、川崎Fが先制に成功する。

 ここからゴールラッシュがはじまる。先制からわずか1分後の32分には、MF田坂祐介のパスから受けた小林が右サイドから鋭いボールを中央へ。これをファーサイドの長谷川が押し込み2-0。さらに右CKを得た40分、MF中村憲剛は田坂へのショートコーナーを選択、田坂からのリターンを受けた中村のクロスをMFエドゥアルド・ネットが頭で合わせてリードを3点に広げた。

 後半開始と同時に、川崎FはDF阿部浩之を下げてFWハイネルを投入。ゴール正面の位置でムアントン・UにFKを与える場面もあったが、危なげなく時計の針を進めていく。ムアントン・Uは、27分にチャナティップと青山を同時投入すると、チャナティップがペナルティエリアへ入れた浮き球をFWティーラシル・ダンダが胸トラップで処理しシュート。GKチョン・ソンリョンが好セーブでしのぐも、こぼれ球にFWモンコル・トサクライ反応する。しかし、シュートはカバーに入っていたDF奈良竜樹がゴールライン上でクリアして難を逃れた。

 川崎Fが4回目のゴールシーンを迎えたのは34分、中村に代わって途中出場していたMF狩野健太の浮き球に小林が反応する。GKをかわした小林は、ゴールラインギリギリのところでヒールパス。これをハイネルが流し込んだ。

 44分にはティーラシル・ダンダにヘディングシュートを許して1点を返されてしまったが、4-1で快勝。ACL4連勝を飾った川崎Fは、4勝4分の負けなしのまま準々決勝進出を決めた。

(取材・文 奥山典幸)

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