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清水がついに今季ホーム初白星!先制許すも北川&村松で逃げ切る…A組は仙台が首位通過、FC東京が2位でPO進出

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[5.31 ルヴァン杯GL第7節 清水 2-1 FC東京 アイスタ]

 ルヴァン杯は31日、グループリーグ最終節を行った。A組の清水エスパルスFC東京の一戦は、2-1で清水が勝利した。この結果、A組はこの日試合がなかったベガルタ仙台が首位で決勝トーナメント進出となり、2位・FC東京と3位・磐田がプレーオフステージに進出することが決まった。プレーオフステージ第1戦は6月28日に行われる。

 未勝利ですでに敗退が決まっているが、最後に1勝して大会を終えたい清水。前半10分、FW北川航也が鋭いターンからPA右へ侵入すると、中央に折り返したボールをMFミッチェル・デュークが右足で合わせたが、相手DFのブロックに阻まれ、早々に先制点とはならなかった。

 引き分け以上でグループリーグ突破が決まる2位・FC東京は、前半12分にMF阿部拓馬がDFカヌとの競り合いで右足首を痛め、一旦ピッチの外へ。治療に時間がかかったがピッチに戻ると、21分にMF中島翔哉が左サイドから折り返したボールを阿部が左足ダイレクトシュート。ゴール右に飛んだが、GK高木和徹の横っ飛びセーブに遭った。

 それでもFC東京がいい時間帯に先制点を奪う。前半38分、ゴールから遠い位置でFKを獲得すると、DF小川諒也が左足でゴール前に放り込む。FW前田遼一ら味方が合わせることができなかったが、ボールはそのままゴール左へ吸い込まれ、FC東京がスコアを動かした。

 1点を追う清水は前半44分、自陣でボールを奪ってMF枝村匠馬が相手の裏に浮き球パスを送る。これに反応したFW北川航也がドリブルでそのままPA左まで持ち込み、左足を振り抜いたが惜しくもクロスバー直撃。さらに攻勢を強めると、アディショナルタイム1分に同点に追いつく。右サイドのDF鎌田翔雅、枝村とつないで北川がワンタッチでPA右の背後に抜け出し、右足でニアを突いて前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 FC東京はハーフタイムで阿部に代えてMF東慶悟を入れる。対する清水は後半5分にMF野津田岳人を下げてFW鄭大世を投入する。すると、直後の6分にPA手前からMF金子翔太がグラウンダーのボールをゴール前に入れ、鄭大世につながるがシュートまでは至らず。25分には、右サイドから鎌田がクロスを上げ、鄭大世がヘディングでゴールを狙ったが惜しくもゴール左に外れた。

 鄭大世の投入から清水が試合を優勢に進めていたが、後半27分にアクシデント発生。浮き球にカヌと競り合った鄭大世が側頭部を地面に打ち付けてしまい、担架でピッチ外に運び出され、そのままMFチアゴ・アウベスとの交代を余儀なくされた。

 それでも清水はこの交代を無駄にはしなかった。後半32分、左サイドからのFKでチアゴがゴール前に精度の高いクロスを入れると、DF村松大輔がGK林彰洋と接触しながらもゴールに流し込み、2-1。勝ち越しに成功した。

 勝てば首位で決勝トーナメントに進出できるFC東京は後半35分にFWピーター・ウタカを投入し、攻勢を強めたが、44分のウタカのシュートもわずかに枠を外れ、そのままタイムアップ。清水が2-1で逃げ切り、今季ホーム初勝利を飾った。


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