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「自分の幼稚な発言で…」森脇が“贖罪”の劇的V弾!!試合後は感極まる

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劇的決勝点のDF森脇良太は感極まった表情でガッツポーズ

[5.31 ACL決勝トーナメント1回戦第2戦 浦和3-0(延長)済州 埼玉]

 チームメイト、スタッフ、そしてサポーターへの感謝を込めた“贖罪”の決勝点だった。試合終了直後、浦和レッズのDF森脇良太はピッチにうずくまり、感極まった。

 敵地での第1戦を0-2で終え、2点ビハインドの状況でホームに戻ってきた浦和は前半に2ゴールを奪い、2試合合計2-2と試合を振り出しに戻す。延長戦にもつれ込む死闘。延長後半9分、FW高木俊幸の左クロスを逆サイドの森脇が右足で押し込み、劇的な逆転ゴールを叩き込んだ。

 ゴール裏のサポーターのもとへ歓喜のダッシュ。試合後のヒーローインタビューでは「自分の幼稚な発言でたくさんの迷惑をかけたけど、たくさんのサポーターが練習場まで来てくれて、『お前を支える』という温かい言葉をもらった」と感謝を述べ、「スタッフの方々も自分がサッカーができるようにサポートしてくれて、ここで終わるわけにはいかないと。その思いで戦った」と力を込めた。

 4日のJ1鹿島戦。相手選手に対する侮辱的な発言があったとして2試合の出場停止処分が科された森脇は済州との第1戦で公式戦4試合ぶりの出場を果たしたが、自身も失点に絡み、0-2で先勝を許していた。

「勝つことだけが求められていた。その使命を成し遂げられてよかった。アウェーで厳しい戦いになって負けたけど、選手もサポーターもあきらめることなく、今日の試合に臨んだ。それがパワーとなって勝利をつかめたと思う」。4強入りした08年大会以来、9年ぶりのベスト8。「一つずつ前進して、頂点を目指して戦っていきたい」。07年以来、10年ぶりのアジア制覇へ、浦和が大きな関門を突破した。

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