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ペトロヴィッチ監督は“乱闘”も意に介さず「済州には感謝」「友情を築ける」

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ペトロヴィッチ監督は済州に理解を示す

 浦和レッズペトロヴィッチ監督はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の済州ユナイテッド戦で起きた騒動について理解を示した。Jリーグ公式サイトが同監督のコメントを伝えている。

 浦和は5月31日、ホームで行われたACL決勝トーナメント1回戦第2戦で済州を延長戦の末に3-0で破り、2試合合計3-2と逆転でベスト8進出を果たした。しかし、浦和がリードして迎えた終盤、コーナーフラッグ付近で浦和がボールキープした流れから乱闘に発展すると、ベンチからピッチへ乱入した済州DFペク・ドンギュがMF阿部勇樹にヒジ打ちを食らわせ、一発退場。さらに試合後には済州の選手やスタッフがピッチに入り乱れ、各所で小競り合いを起こすなど、収集がつかない大騒動に発展した。

 サッカー以外の部分で大きな注目を浴びることになった浦和。チームを率いるペトロヴィッチ監督はこの件について触れる前に、まず済州への感謝を口にした。「我々はアウェーの済州で戦った時にホテルやバスの移動、練習場、そして試合の日の会場も含めて素晴らしい環境を与えてもらった中で試合をすることができた。そのことに関して済州の方々に感謝している」。第1戦は0-2で落としたものの、済州のおかげでチームとして計画通りに試合をすることができたと強調した。

 また、試合後の騒動については「済州の選手は若い選手も多いと思うが、そういう選手たちが悔しさの中で感情的になることは十分に理解できる」と話し、「私自身は試合が終わった後で何かしらのしこりが残ることは好きではない。今後、何かしら済州と浦和レッズがフレンドリーマッチでもやることによってお互いの良い関係を築いていけたらと私は思っている」と、和解を求める意向を示した。

「スポーツというのは友情を築けるものだと思っているし、スポーツで互いにぶつかり合うからこそ、その後に生まれる友情があるのではないかと思う。それがスポーツの良さであり、爽やかさだと思っている」。ペトロヴィッチ監督はスポーツの持つ魅力について持論を述べ、周囲にも理解を求めた。


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