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バックアップメンバーとして連日汗を流す宇佐美「調子や技術は下がってない」

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バックアップメンバーとして代表合宿に参加しているFW宇佐美貴史

 右足首痛を抱えるFW乾貴士が1日の午後練習に参加せず、宿舎で治療に専念した一方、バックアップメンバーとして日本代表合宿に参加しているFW宇佐美貴史(アウクスブルク)はここまで全メニューを消化し、精力的に汗を流している。

 バックアップメンバーという立場について「クラブで出ていないから使いづらさや選びづらさはあるでしょうね」と受け止める一方、「調子は下がっていない。試合に出ていないといろいろ言われるけど、調子や技術レベルはまったく下がっていない」とも強調した。

 4シーズンぶりに復帰したブンデスリーガではラスト4試合連続でベンチ外となるなど、11試合の出場(うち先発5試合)にとどまり、無得点。チームも残留争いに巻き込まれた。12-13シーズンに在籍したホッフェンハイムでも残留争いを経験しており、「去年はチームとしてバタバタしていた。残留争いをするチームに所属するのは2チーム目。日本で残留争いするチームにいたことがないので分からないけど、本当にバタバタしていく」と、チーム状況を打ち明けた。

 個人としても「守備的なチームでは僕のようなスタイルはなかなか難しい」となかなかフィットできず、「守備で貢献した試合で代えられて、そのままメンバー外になって、という理解できないようなこともあった」と吐露。それでも、来季へ向けた光明もある。帰国前にクラブ側から来季のポジションについて「10番のポジション(トップ下)でやってもらいたい」と伝えられた。「チームのサッカーが変わるのを待つのか、チームのサッカーを変えるようなプレーをするのか」。宇佐美は決意新たに新シーズンへ臨もうとしている。

(取材・文 佐藤亜希子)

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