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ザルツブルクが史上初の4年連続国内2冠を達成!!南野はベンチでシーズン終える

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FW南野拓実はベンチで今シーズンを終えた(写真は5月28日のリーグ最終節・アルタッハ戦)

 オーストリアカップの決勝が1日に行われ、FW南野拓実の所属するザルツブルクラピド・ウィーンに2ー1で競り勝ち、大会4連覇を決めた。ベンチスタートの南野は公式戦8試合ぶりに出場機会がなかった。すでにリーグ戦4連覇を決めているザルツブルクは史上初となる4年連続国内2冠の偉業を達成した。

 ボールを保持するザルツブルクと前線からプレスをかけるラピド・ウィーン。激しくぶつかり合うものの、互いに攻め手を欠き、0-0で前半を折り返す。後半開始直後にはザルツブルクがPA手前でFKのチャンスを獲得するが、MFバロン・ベリシャの右足キックは高い壁に阻まれた。

 それでも後半6分、ザルツブルクが一瞬の隙を突いて先制に成功する。左サイドでボールを奪い、パスワークから右サイドを走るDFシュテファン・ライナーにサイドチェンジ。ライナーはそのままPA内右に進入し、グラウンダーの折り返しをファーサイドに詰めたFWファン・ヒチャンが押し込んだ。

 先制後は互いにオープンな展開となり、ラピド・ウィーンも攻撃を仕掛けていく。後半7分、PA内に進入したFWジョエリントンの左足シュートは守備陣がブロック。それでも同11分、右サイドからのクロスに合わせたジョエリントンのヘディングシュートがゴール右に吸い込まれ、すぐさま1-1の同点に追いついた。

 試合は同点のまま再び拮抗状態に入り、延長戦に入る雰囲気も漂う中、後半40分にザルツブルクが勝ち越しゴールを奪った。左サイドのベリシャからパスを受けたダヨ・ウパメカノが右足でミドルシュート。DFに当たったこぼれ球をPA内のMFバレンティーノ・ラザロがボールを拾うと、振り向きざまの右足シュートはゴール右に突き刺さり、値千金の決勝点となった。

 試合はそのまま2-1で終了。接戦を制したザルツブルクが史上初の4年連続国内2冠を達成した。オーストリアでの3シーズン目を終えた南野は今季、リーグ戦11得点、カップ戦3得点の計14得点を記録。昨季の公式戦13ゴールを1点上回った。

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