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大久保が「頭の後ろで狙った」技ありヘッド含む2発!FC東京が清水撃破でルヴァン杯のリベンジ果たす

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2ゴールで勝利に導いた大久保嘉人

[6.4 J1第14節 清水 0-2 FC東京 アイスタ]

 J1リーグは4日、第14節を行った。IAIスタジアム日本平では清水エスパルスFC東京が対戦し、2-1でFC東京が勝利。4試合ぶりの白星を飾った。

 5月31日のルヴァン杯でも顔を合わせた両クラブ。FC東京が勝利すれば首位通過が決まる試合だったが、2-1で清水が勝利していた。中3日で迎えたリーグ戦では清水が7戦(5分2敗)、FC東京が3戦(2分1敗)と元気がないだけに互いに浮上のきっかけとしたいところ。

 試合の主導権を握ったのはMF中島翔哉を中心に攻め込んだFC東京だった。前半17分、DF太田宏介のFKからPA右のFW前田遼一が頭で中央に折り返す。GK六反勇治が弾いたボールを中島が左足ボレーもわずかにゴール右に外れてしまう。34分には、右サイドからDF室屋成が上げたクロスをニアで前田がフリックし、FW大久保嘉人が決定的なヘディングシュートを放ったが、GK六反のセーブに阻まれた。

 31日のルヴァン杯で脳震盪を負ったFW鄭大世が欠場の清水は、FWミッチェル・デュークが先発出場。MFチアゴ・アウベスを中心に攻め込むが、なかなか攻撃の形を作ることができず、前半はスコアレスで終えた。

 FC東京は後半14分に前田に代えてFWピーター・ウタカを投入。攻撃のリズムを変えると、23分に均衡が破れる。カウンターから中島のパスを受けた大久保嘉が鋭い切り返しでチアゴをかわし、そのままドリブルでボールを運ぶ。大久保嘉はPA手前で相手2人に囲まれたが、冷静にシュートコースを見極め、右足でゴール右隅に流し込み、先制点。FC東京が大久保嘉の今季5点目でスコアを動かした。

 早い時間帯に追いつきたい清水は後半27分にMF枝村匠馬に代えてMF村田和哉を入れる。32分には、チアゴのFKからPA右に走り込んだDF村松大輔が決定的なヘディングシュートも、わずかにクロスバー上。清水はチャンスを生かすことができない。

 すると、FC東京に試合を決める2点目が生まれる。後半39分、ウタカのシュートは相手DFのブロックに阻まれたが、こぼれ球をPA左手前で受けたMF東慶悟が柔らかい浮き球パスをゴール前に入れる。これを大久保嘉が難しい体勢からヘディングシュートを決め、2-0。FC東京が清水に反撃を許さず、完封勝利をおさめた。

 2得点で勝利に導いた大久保は試合後のインタビューで、「ボールが後ろに来たので、おでこじゃなくて頭の後ろで狙ったら当たりましたね」と2点目を振り返り、「なかなかチャンスがない中で決められてホッとしました。2-0で勝てたことは大きな勝利だと思います」と勝利を喜んだ。


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