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連戦もジャッジも言い訳にせず、幻の4戦連発に川崎F阿部「たぶん出ていると思った」

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オフサイドの判定に不満げな表情を見せたMF阿部浩之だが…

[6.4 J1第14節 横浜FM2-0川崎F 日産ス]

 国際Aマッチウィークによる中断期間前ラストゲームを勝利で飾ることはできなかった。準々決勝進出を決めたACLを含め、公式戦6連勝中の川崎フロンターレだったが、連戦の最終戦となった神奈川ダービーは0-2の零封負け。FW小林悠主将は「ここまで連戦をやってきて、勝って締めくくりたかったけど、気持ちの良い終わり方ができなかった。悔しいし、帰って試合を見直して、また落ち込むんだと思う」と悔しさを隠さなかった。

 ブロックをつくって守る横浜FMの守備網を最後までこじ開けられなかった。リーグ戦3試合連続ゴール中だったMF阿部浩之は「テンポが上がらない試合だった。相手の守備が良かったし、それを上回ることができなかった」と唇を噛む。連戦の影響でチーム全体として動きが重かったが、「それは言い訳」と、弁解しなかった。

 この日は審判交流プログラムの一環で来日しているポーランドの審判団が担当。そのジャッジに戸惑う場面もあり、試合後はピッチを引き上げるダニエル・ステファスキ主審らに川崎Fのサポーターからブーイングが飛んだ。

 0-1の後半35分には左サイドからのクロスを阿部が胸で押し込み、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。幻の4試合連続ゴールに判定直後は不満げな表情で抗議した阿部だったが、試合後のミックスゾーンでは「たぶん出ているかなと思った。(副審が)よく見ていたなと思います」と、オフサイドを認め、「ACLでもああいうふうにコミュニケーションを取れない審判に当たる可能性もある。早く癖を見抜く必要があるし、いい経験になった」と、レフェリングも言い訳にしなかった。

(取材・文 西山紘平)

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