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再び今野との“コンビ”へ、香川「UAE戦のプレーを見れば問題ない」

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ボール回しの練習でMF香川真司がMF今野泰幸に“体当たり”

 良いイメージはある。日本代表は5日のトレーニングで3月23日のUAE戦(2-0)でも採用した4-3-3のシステムを確認。左インサイドハーフの位置に入ったMF香川真司(ドルトムント)は「よりボールに触れる機会が増える。そこでリズムをつくれるのは自分にとって大きい」と、前向きに受け止めた。

「ボールを受けて前に出る。それを繰り返せば相手にも隙が生まれる。そこが(4-3-3の)メリットだと思う。ドルトムントでもやっているポジションなので楽しみです」

 UAE戦は相手のキーマンであるMFオマル・アブドゥルラフマンを抑えるために左インサイドハーフにMF今野泰幸を配置。その今野は前日4日のJ1磐田戦で故障から復帰したばかりだが、香川は「UAE戦のプレーを見れば問題ないと思う」と、UAE戦で攻守に大車輪の活躍を見せた34歳のベテランに絶大の信頼を寄せた。

 練習での並びを見る限り、UAE戦との違いは香川と今野の左右が入れ替わったこと。UAE戦はオマルが右サイドにいたため今野が日本の左サイドだったが、この日は香川とFW宇佐美貴史が左インサイドハーフの位置でトレーニングしていた。

 香川が左インサイドハーフとなれば、左サイドバックのDF長友佑都、左ウイングのFW原口元気とのコンビネーションが重要になる。「特に(原口)元気は(ボールを)取ったあとのスプリントが持ち味。そこの強みはみんな理解しているし、サポートやコンビネーションも必要になる」と、攻撃のイメージを膨らませた。

「センターバックからどう縦パスを入れるか。僕がどうポジションを取るか。3、4人目がどう絡むか」。そう攻撃面の課題を口にする背番号10は「仮想イラクということで組んでいる試合」という7日のシリア戦(味スタ)で選手間のコミュニケーションを深めたうえで、「勝って、良い形でイラク戦に行けるようにしたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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