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もはや“オリス+クロス”は混ぜるな危険…空中殺法炸裂の京都が熊本3発撃破

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自身の2得点を含む全3ゴールに絡んだ京都FWケヴィン・オリス

[6.5 J2第17節 熊本0-3京都 えがおS]

 16位京都サンガF.C.が敵地で19位ロアッソ熊本に3-0で快勝した。京都は10試合負けなし(5勝5分)で12位に浮上。熊本は2試合連続の3失点で2連敗を喫した。

 熊本は前節の水戸戦(2-3)からスタメン3人を変更。DF黒木晃平とFWグスタボが2試合ぶり、MF上里一将が4試合ぶりに先発復帰し、4-4-2の布陣で臨んだ。

 対する京都は前節の岐阜戦(1-1)から2人の先発メンバーをチェンジ。DF田中マルクス闘莉王が2試合ぶり、MF伊東俊が4試合ぶりにスタメン起用された。フォーメーションは4-4-2。闘莉王は2トップの一角、伊東は右サイドハーフに入った。

 熊本はFW安柄俊とグスタボ、京都は闘莉王とFWケヴィン・オリスの2トップと、序盤から互いに前線の高さと強さを生かした大味な攻撃を展開。ゴール前の攻防が目立ち、両チームに連続して決定機が訪れる中、それを最初にモノにしたのは京都だった。

 前半23分、左サイドのDF本多勇喜が縦に突破し、左足でピンポイントクロスを供給。ファーで待つ192cmのオリスが169cmの熊本DF片山奨典とのミスマッチを突き、体を前にねじ込んでダイビングヘッドを決めた。

 先制を許した後も前線2人を生かした攻撃を繰り出す熊本。前半39分にはMF上原拓郎がロングボールを放り込んだ流れからPA内で安柄俊がMF望月嶺臣に倒されるも、ファウルの笛は鳴らず、前半は京都がリードして折り返した。

 ハーフタイムが明け、京都は立ち上がりすぐに追加点を奪取。後半3分にDF石櫃洋祐が右サイドからロングスローを入れ、ニアのオリスが頭でそらす。中央で闘莉王がつぶれ、その奥から走り込んだMF小屋松知哉が右足で押し込んだ。

 後半5分にはPA内左からオリスが右足でクロスを送ると、ファーの闘莉王が片山に倒されてPKを獲得。同6分にキッカーを務めたオリスが右足で豪快にゴール左へ蹴り込み、この日2点目を挙げた。

 大型FWオリスが全ゴールに絡む活躍で一気に3-0とした京都。後半24分には伊東が下がり、U-20W杯帰りのFW岩崎悠人が同ポジションに投入された。追加点こそ奪えなかった京都だったが、岩崎のスピードを生かして相手の反撃を牽制し、無失点のまま逃げ切りに成功。完封勝利は第12節の讃岐戦(1-0)以来、5試合ぶりとなった。


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