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セリエA残留のクロトーネ監督が公約実行へ…自転車でイタリア縦断1300キロ

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セリエA残留のクロトーネ監督が公約実行へ

 セリエA残留を決めたクロトーネの指揮官ダビデ・ニコーラ監督が9日、公約していた自転車でのイタリア縦断を開始する。イタリアメディア『メディアセット』が8日、伝えている。

 ニコーラが公約を宣言したのは4月9日のインテル戦の前だった。当時、セリエA残留は絶望的となり、半ば冗談のような形で「もし残留できた場合、クロトーネからトリノまで自転車に乗っても良い」と指揮官は述べていた。ところが25歳のFWディエゴ・ファルチネッリの活躍などで、2-1でインテルを下すと、以降もクロトーネは4勝2分1敗と着実にポイントを積み上げて奇跡的にセリエA残留を勝ち取った。

 チームが降格を免れたことで、公約実行を迫られたニコーラだが、「問題ない。私はいつでも約束を守る。無謀なことだと言って、私がトリノにたどり着けないと考える者もいるようだがね」と話して意欲を示した。

■南から北まで1300キロを自転車で

 ニコーラは長靴に見立てたイタリア半島の靴底部分のクロトーネから上部にあたるトリノまで、約1300キロの道のりを9日間で走破する。経由地にはターラント、バーリ、ペスカーラ、アンコーナ、リボルノ、ジェノアなど、現役時代を含めニコーラと所縁のある町が選ばれた。ニコーラは9日、クロトーネが拠点を置くスタディオ・エツィオ・シーダを出発し、トリノ近郊のビゴーネが終着点となる。ニコーラはこの地で3年前に当時14歳の息子を交通事故で亡くしている。

 なお、現在44歳のニコーラの自転車旅には、サポートメンバーが同行するほかメディカルスタッフも帯同する。また自転車通として知られる元指揮官フランチェスコ・グイドリンも参加を熱望している。

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