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「プールやビーチでやったほうが…」試合時間に疑問のハリル、酷暑の一戦に恨み節

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会見場をあとにするバヒド・ハリルホジッチ監督

 酷暑の中の一戦に恨み節も漏れた。13日のW杯アジア最終予選・イラク戦(テヘラン)に向けて公式会見を行った日本代表バヒド・ハリルホジッチは「このような暑さの中では本来は試合をしないと思う。選手の健康も考慮してほしい」と、キックオフ時間を疑問視した。

 現地時間午後4時55分(日本時間午後9時25分)のキックオフ時点でテヘラン市内の気温は35度を超える。ピッチ上の体感温度は40度近いと見られ、選手の消耗度合は尋常ではないはずだ。気温だけでなく、乾燥、標高の高さなど“障害”は多い。「1200mという高地でもある。肺機能も最初は呼吸が困難だった」と指揮官は言う。

「この暑さの中でどう戦うか。プールに行ったり、ビーチでやるのが一番気持ちいいと思う」。皮肉交じりに話すハリルホジッチ監督は「健康に被害を受ける。健康上のリスクがある」と警鐘を鳴らしつつ、「前日から水分補給をしておかないといけない。体の器官を順応させ、水分をためておかないといけない。試合開始前に体の全器官がこの暑さに慣れている必要がある」と、暑熱対策にも余念がなかった。

(取材・文 西山紘平)

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