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[MOM2144]埼玉栄MF石橋彪(3年)_悪い流れ断ち切る華麗なドリブル&シュート

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前半28分、埼玉栄高MF石橋彪はDF2人を振り切ると、そのままドリブルシュートを決めて2-0

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.11全国高校総体埼玉県予選決勝2回戦 飯能南高 0-6 埼玉栄高 浦和南高G]

 思い描いた通りのスーパーゴールだった。埼玉栄高は1-0で迎えた前半28分、10番MF石橋彪(3年)が中盤中央でボールを奪うと、味方の動きを活用して飯能南高の2選手の間を巧みに抜け出す。そして、足裏のコントロールを交えてゴール方向へ前進。最後はDF2人が寄せてきていたが、スライディングを上手く交わして左足シュートをゴールへ流し込んだ。

「そろそろ2点目取ってやろうと。あそこは自主練からやっていたのであの形がイメージできていたので良かったです。8番の福島(健太)が外から回ってくれたんで空いたところを中に入って、コース見えたんで打ったら入った感じです」

 前半8分に先制点を奪った後、やや停滞していた埼玉栄の攻撃リズム。その中で決めた鮮やかなドリブル&シュートでのゴールだったが、決めた本人は淡々と分析していた。石橋はファインゴールを決めた後も、トップ下と左ワイドの位置で得意のドリブル、ラストパスを披露。そして、後半終了間際にも左サイドから技ありのコントロールショットをゴール右隅へ沈めた。

 昨年からレギュラーを務める10番が総体予選初戦で上々のスタート。「全得点に絡めればなと思ってやっていました。毎試合自分のゴールで結果を変えていきたいです」というMFは今後も毎試合ゴールを奪っていく意気込みだ。

 テクニックとアイディアを兼ね備えた攻撃的MFについて、稲垣忠司監督は今後マーク厳しくなるであろう試合でも同等以上の活躍を求める。石橋は「(互いに勝ち上がることができれば)ベスト8で昌平と当たるんで、攻撃力活かして絶対に負けないようにして、優勝目指せるようにしたいです」。より上のステージの戦いでも活躍して、チームを優勝へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2017

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