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元レスター監督ラニエリ、ナントの指揮官就任へ…高齢が障害になる可能性も

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去就が注目されるクラウディオ・ラニエリ監督

 元レスターのクラウディオ・ラニエリ監督がリーグ・アンのナントと合意に至ったものの、年齢上の問題が生じている。フランス紙『レキップ』が12日、報じている。

 ラニエリは2015-16シーズンにレスターの指揮官に就任すると1年目にして、クラブ史上初となるプレミアリーグ優勝を達成した。しかし栄光は続かず、わずか9ヵ月後の今年2月に成績不振を理由に解任された。

 それでもラニエリは、「また監督をやりたい。ヨーロッパのクラブの監督に就きたいが、イタリアでも良い。良いプロジェクトを待っている」と監督復帰に意欲を示し、選手と長い時間をともに過ごすことのできるクラブチームの監督に的を絞って再就職先を探していた。

 ナントは今シーズン、ルネ・ジラールがチームを率いたものの降格圏に低迷し、12月からポルトガル人のセルジオ・コンセイソンが指揮官に就任した。するとナントは調子を上げ、最終的に7位でフィニッシュした。契約は2020年6月末まで残しており、クラブやサポーターは指揮官の続投を望んでいた。しかしコンセイソンは6日、妻の病気を理由に職を辞し、故郷ポルトガルのポルトの監督に就任することを決断した。

 そこでナントは後任監督として、元レスターの指揮官ラニエリと接触し、2年契約の合意をとりつけた。ただラニエリは65歳と高齢で10月には66歳を迎える。このためフランス・プロサッカーリーグ(LFP)の規定に抵触することが指摘されている。規定では65歳が年齢の上限となっており、66歳となるラニエリとの契約には、特例を認める許可が必要になる。

 なお、過去にはギー・ルーの例もある。2007年にランスの指揮官に就任した当時、68歳となっていたが、特例として認められている。
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