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[東海]東海学園大との天王山でドローの静産大、連勝5で止まるも前期首位で折り返しへ:第10節

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東海学園大の猛攻をGK石原を中心に静産大が守りきった

 第56回東海学生サッカーリーグ1部の第10節が10日に各地で行われた。首位に立つ静岡産業大は2位・東海学園大との“天王山”でスコアレスドロー。連勝は5でストップしたものの勝ち点1を上乗せ、2位以下と勝ち点5差にしたため、1試合を残しながらも前期リーグを首位で折り返すことを確定させた。

 首位を走る静岡産業大は2位・東海学園大と0-0で引き分けた。試合を通じてのシュート数は2対15と静産大を圧倒した東海学園大だったが、最後までGK石原翼(3年=FC東京U-18)の守るゴールネットを揺らせず、勝ち点1を手にするに留まった。

 3位・常葉大学浜松キャンパスは9位名古屋学院大と1-1のドロー。後半5分にMF五島瑠維(4年=報徳学園高)の浮き球がオウンゴールを誘発して先制に成功したが、後半35分に失点。勝ち点1を分け合った。

 4位の中京大四日市大に3-1の逆転勝ち。前半18分にFWタファコリ・ショーゴ・ファリド(3年=暁星国際高)に先制点を奪われたが、そこから3点を奪取。1分後にFW東家聡樹(2年=福岡U-18)のゴールで追いつき、後半39分にMF藤島樹騎也(3年=星稜高)の右足シュートで逆転。終了間際のアディショナルタイム1分には東家のアシストからMF大城佑斗(3年=中京大中京高)がダメ押しの3点目を決めた。

 5位・愛知学院大名古屋商科大に3-0の完封勝利で2連勝した。前節2得点の活躍をみせた10番・MF八久保翔(4年=秀岳館高)の得点や、1得点2アシストと全得点に絡んだMF渡邊和馬(4年=愛知高)の活躍で勝ち点3を手に入れ、上位を追走している。敗れた名古屋商科大は最下位へ転落した。

 今節の結果により、前期1試合を残して2位以下が更なる混戦になった。2位・東海学園大、3位・中京大、4位・常葉大浜松は、勝ち点19で並んでいる状況。また消化試合が1試合少ない愛知学院大が勝ち点16で5位に位置しており、まだまだ順位は大きく変わっていきそうだ。

 静岡大名古屋経済大と2-2のドローで最下位脱出。12位から11位へ上げ、10位とは勝ち点2差となっている。中部大は岐阜経済大に2-1の逆転勝利。今季初白星を手にした第7節から4連勝を飾って8位から7位へ上げた。

結果は以下のとおり

静岡産業大 0-0 東海学園大

愛知学院大 3-0 名古屋商科大
[愛]渡邊和馬(4分)、八久保翔(36分)、水野龍一(80分)

静岡大 2-2 名古屋経済大
[静]内海徹也(8分)、森川勁(87分)
[名]貫井拓也2(15、65分)

常葉大浜松キャンパス 1-1 名古屋学院大
[常]オウンゴール(49分)
[名]冨岡侑平(78分)

中京大 3-1 四日市大
[中]東家聡樹(19分)、藤島樹騎也(84分)、大城佑斗(90分+1)
[四]タファリコリショーギファリド(18分)

岐阜経済大 1-2 中部大
[岐]名和大聖(22分)
[中]柴山遼(71分)、大橋幹也(80分)

●第56回東海学生1部L特集

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