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塩谷司、アルアイン移籍に強い決意「行かないよりも行って後悔する方がいい」

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アルアインに移籍するDF塩谷司

 UAEリーグのアルアインへの移籍が決まったサンフレッチェ広島のDF塩谷司が、16日に広島市内で移籍会見を行った。

 塩谷は12年8月に水戸から広島に加入。主力DFとして3度のリーグ制覇に貢献し、日本代表にも選出された。16年のリオデジャネイロ五輪ではオーバーエイジで参戦し、全3試合にフル出場した。

 塩谷のアルアイン移籍は14日に発表され、同日、現地で会見も行われた。契約の詳細は明らかにされていないが、現地メディアの報道では移籍金は150万ドル(1億6700万円)と報じられている。

 5年間在籍した広島を離れる決断をした塩谷。公式サイトによると、「5年間お世話になった広島を、この時期に離れることも含めて悩みましたが、サッカー選手としての自分の成長のために、決断しました。あと何年プレーできるか分かりませんが、引退したときに、行かなければ必ず後悔するのではないかと思いました。行かないよりも行って後悔する方がいいと思った」と強い決意を語った。

 水戸から広島に移籍する段階で海外でのプレーは意識していたという。アルアインからのオファーについては「すごく驚きました。衝撃的だったというか、自分の中では正直、想像もしていないオファーでした」と素直な感想を語るも、「長い間、調査してきたと言われた。アジアでも有数のビッグクラブで、視察に行ったのですが、環境もとてもよかったです。すごいクラブだなという印象を受けました」と声を弾ませた。

 塩谷は徳島県小松島市出身。移籍金は小学校時代など、これまで所属したクラブにも一部が渡ることになるが、「僕は、あまり0円移籍は賛成ではありません。今回、小中高、大学、そして水戸という自分を育ててくれたクラブに対して少しお金が入ると思いますが、それが恩返しになると思っていますし、感謝のしるしになればいいな」とコメント。

 言葉などへの不安ものぞかせたが、「日本代表のことは常に意識しています。広島に残った方がよかったのか、アルアインに移籍した方がよかったのか、のちにならなければ分かりませんが、必ず成長できると信じて今回の移籍を決めました。また日本代表に選出されて、移籍してよかったと言ってもらえるようにしたいです」と日本代表として成長した姿を日本で披露することを誓った。
 

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