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コンフェデ杯は“ツインOG”で幕開け…開催国ロシアがニュージーランドに勝利、元JリーガーMFも奮闘

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ニュージーランドの“ツインOG”でロシアが勝利

[6.17 コンフェデ杯GL第1節 ロシア2-0ニュージーランド サンクトペテルブルク]

 コンフェデレーションズ杯は17日、グループリーグ第1節を行い、A組ではロシア代表(開催国)がニュージーランド代表(オセアニア王者)に2-0で勝利した。第2節は21日に行われ、白星スタートのロシアはポルトガル、ニュージーランドはメキシコと対戦する。

 大会初出場となるロシアは地元の声援を背にキックオフ直後から攻勢に出た。前半3分、MFアレクサンドル・ゴロビンが左からカットインし、PA手前左から右足を振り抜く。しかし、この試合のオープニングシュートはGKステファン・マリノビッチの正面を突いた。

 前半7分には右CKにDFビクトル・バシンがダイビングヘッドで合わせるが、左ポストの内側を叩いたボールは元ベガルタ仙台のMFマイケル・マグリンチィがゴールライン付近でクリア。さらに同9分、FWドミトリ・ポロズが右クロスをPA内左で胸トラップし、右足でシュートを放つ。GKマリノビッチの左手をすり抜けるも、戻ったDFトミー・スミスがゴール寸前で蹴り出した。

 後ろに人数をかけて守るニュージーランドに対し、なおも前への圧力を強めていくロシア。先制点が生まれたのは前半31分だった。MFデニス・グルシャコフが高い位置でプレスをかけ、相手のずれたパスに反応したMFアレクサンドル・エロヒンが素早く前方につなぐ。ポロズがワンタッチで裏へ送ると、PA内中央にフリーで抜け出したグルシャコフが、GKマリノビッチの飛び出しを空転させるループ気味のシュート。無人のゴールへ向かったボールは右ポストに当たるが、かき出そうとスライディングで飛び込んだニュージーランドのDFマイケル・ボクソールとスミスの2人が体ごと押し込む形でネットが揺れた。

 当初はグルシャコフの得点だったが、のちにオウンゴールに訂正。1-0で前半を終えたロシアは、ハーフタイムが明けてもニュージーランドに主導権を渡さない。後半3分、ポロズが右クロスに頭で合わせ、GKマリノビッチに弾かれたボールにエロヒンが詰めて右足でシュート。しかし、これもGKマリノビッチに体を張ってブロックされた。

 その後も相手を押し込むロシアは後半24分に追加点を奪取。左サイドで起点を作って右サイドに展開し、駆け上がったMFアレクサンドル・サメドフが右足で低いクロスを送る。ニアのFWアレクサンドル・ブハロフがボクソールとGKマリノビッチを引き付けると、ボクソールに当たって流れたボールをノーマークのFWフョードル・スモロフがガラ空きのゴールに右足で押し込んだ。

 4回目の出場で大会初白星を目指すニュージーランドも終盤はゴールを脅かすシーンを何度か作ったが、最後まで相手の牙城を崩せず。開催国のロシアが2-0で開幕戦を制し、白星スタートを飾った。


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