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パルマがセリエB昇格を勝ち取る…クラブ消滅、4部再スタートから2年で2部復帰

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写真は昨年セリエC昇格を決めた際のもの

 17日、セリエBへの昇格プレーオフで、パルマがアレクサンドリアに2-0で勝利を収めた。この結果、パルマは来シーズンから2部のセリエBで戦うことが決まっている。

 パルマと言えば、1990年代以降はセリエA有数のビッグクラブとなり、スクデット争いに食い込むことも。コッパ・イタリアを3度制覇したほか、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)では94-95、98-99シーズンに2度制覇するなど、ヨーロッパのカップ戦でも躍進を見せていた。2001年からは元日本代表MF中田英寿が所属したことでも知られている。

 しかし、近年は財政難に苦しみ、2015年には破産によるペナルティで実質4部のセリエD降格を言い渡されていた。パルマは消滅する形になり、「SSDパルマ・カルチョ1913」という名称で再スタートを切っていた。パルマは15-16シーズンの戦いでC昇格を決め、そして16-17シーズンはBへと2シーズン連続で昇格を勝ち取った形になる。

 なお、現パルマにはセリエA時代からプレーしているアレッサンドロ・ルカレッリが所属しており、クラブメディアを通して次のコメントを残している。

「セリエDから再びスタートする道は厳しいものだと分かっていた。だけど、僕らは本当によくやったと思う。現在のパルマは偉大なチームになれると思うし、まだ終わりではない」


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