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3得点2アシストの圧倒的な「結果」。U-16日本の10番、FW斉藤光毅がMVP&得点王の2冠!

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MVPと得点王に輝いたFW斉藤光毅

[6.18 インターナショナルドリームカップ第3戦 U-16日本代表 5-0 U-16ギニア代表 ユアスタ]

 5点が必要な最終ゲームで3得点2アシスト。文句なしの圧倒的な「結果」だった。FW斉藤光毅(横浜FCユース)は高校に入るまで決してエリート街道を歩んできたという選手ではなかったのだが、「日本代表の背番号10」にふさわしい数字を残し、「U-16インターナショナルドリームカップ2017 JAPAN presented by 朝日新聞」のMVPと得点王に輝いた。

 代表初招集は4月のモンテギュー国際大会(フランス)。本人にとって「正直、驚いた」という国際舞台デビューとなったが、準決勝のポルトガル戦で1得点とデンマークとの3位決定戦で2得点と「大会の終わりに結果を残した」(森山佳郎監督)という点が評価されたことと、「前向きに取り組む姿勢、メンタリティーがある」(同監督)ことを買われて2度目の招集となったこのインターナショナルドリームカップではキャプテンマークと背番号10を託されることとなった。

 そして迎えた今大会、オランダとの第1戦こそ不発に終わったものの、アメリカとの第2戦では泥臭いヘディングシュートで逆転へと繋がる追撃ゴールをマーク。「自分の出来には満足していない」と言いつつも、運動量とタイミングの良い飛び出しでチームを支える10番の存在感は決して小さなものではなかった。そして第3戦に至り、その存在感は抜きん出たものとなる。

 例外的な状況もあるが、基本的にまず5得点が必要だったこの試合。斉藤は前半に得意の裏抜けからMF岩本翔(G大阪ユース)の先制弾をアシストすると、後半7分には自ら奪ったPKを決めて2点目を獲得する。さらに後半30分にはGKからのロングボールを競って、MF西川潤(桐光学園高)の3点目を演出。そして後半40分、今度はDF橋本柊哉(市立船橋高)のパスを受けてドリブルで持ち込んでの右足シュートを決めて、4点目を。最後は後半アディショナルタイム、MF小田裕太郎(神戸U-18)のスルーパスを受けると落ち着いて相手GKをかわし、無人のゴールに左足で流し込み、ハットトリック。ミラクル逆転Vへと繋がるゴールを流し込み、今大会のMVPを決定付けた。

「どんどん削ってくるタフな相手だったけれど、まずハードワークしようと思っていた」という言葉どおり、縦横無尽の動き出しがギニアの守備陣を壊乱状態に追い込むこととなった。そのプレーぶりについては、森山監督も「彼が裏に動き出しまくったことで、味方のスペースもできた。メンタルも素晴らしいし、大事なときに決める力がある」と称賛を惜しまなかった。

 本人も「すごく嬉しかった」と満面の笑みを浮かべていたが、同時に「1試合目、2試合目、そして3試合目と試合を重ねるごとに自分の中に課題ができていった」とも言い、U-17W杯という大きな目標についても「絡んでいきたい」としながらも、「まだまだ」と謙虚な姿勢も崩さない。この大会MVP&得点王を通過点、あるいはジャンプ台として飛躍していけるかどうか。U-17W杯に向けては、まずチームに戻って、この日のように「結果」を積み上げていけるかが問われることになる。

(取材・文 川端暁彦)


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