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C・ロナウド“ハッスルタイム”にV弾! ポルトガルは1点死守でコンフェデ初勝利

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決勝点を挙げたFWクリスティアーノ・ロナウド

[6.21 コンフェデ杯GL第2節 ロシア0-1ポルトガル モスクワ]

 コンフェデレーションズ杯は21日、グループリーグ第2節を行い、A組ではポルトガル代表(欧州王者)がロシア代表(開催国)を1-0で下し、大会初勝利を飾った。第3節は24日に開催され、1勝1分のポルトガルはニュージーランド、1勝1敗のロシアはメキシコと対戦する。

 ポルトガルのエースがついに大会初得点を挙げた。前半8分、MFベルナルド・シウバが左にサイドチェンジし、ボールを受けたDFラファエル・ゲレイロが左足でピンポイントクロスを供給。ファーでマークを外したFWクリスティアーノ・ロナウドが頭で合わせると、この試合が代表100キャップ目のGKイゴール・アキンフェエフの正面に飛ぶが、強烈な弾道で頭上を抜き、先制ゴールを奪った。

 C・ロナウドはその後も躍動。前半25分、PA手前右からの直接FKを獲得し、右足でストレート性のシュートを放つ。しかし、ショートバウンドでゴール左に向かったボールはGKアキンフェエフがセーブ。同32分にはドリブルでPA内右に進入すると、DFビクトル・バシンを左右のフェイントで揺さぶり、右足を振り抜く。だが、シュートはGKアキンフェエフの正面。前半45分に放ったミドルシュートも枠を外れ、1-0のままハーフタイムを迎えた。

 前半に記録した4本のシュートのうち、3本がC・ロナウドだったポルトガル。後半もエースを中心に追加点を狙う。一方、守勢を強いられて45分間を終えたロシアはハーフタイム明けからDFロマン・シシュキンに代え、MFアレクサンドル・エロヒンを投入した。

 後半もポルトガルが先にチャンスを創出。後半5分、DFセドリック・ソアレスの右クロスにゴール前のFWアンドレ・シルバがヘディングで合わせるも、GKアキンフェエフに左手1本で防がれる。ポルトガルは同9分に相手のクロスをゲレイロがクリアミスし、ゴール方向へ飛んで冷や汗をかいたが、失点は免れた。

 後半18分にはカウンターからC・ロナウドがPA内右のMFアンドレ・ゴメスにつなぎ、リターンとして送られたクロスに反応。PA内中央でジャンプしながら頭で合わせようとしたが、ジャストミートできずにゴール左へ外してしまった。すると直後の同18分にアクシデント。ゲレイロが左足を痛めてピッチを退き、同19分にDFエリセウとの交代を余儀なくされた。

 後半の半ばに差し掛かると、中3日のロシアが中2日のポルトガルを徐々に押し返し始める。ポルトガルは両サイドからのクロス攻撃で何度もピンチを迎えたものの、守備陣が体を張ってゴールを死守。C・ロナウドがキレのあるプレーを見せた前半のうちに奪った1点を守り抜き、大会初白星を手にした。


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