beacon

アマラオ監督「いい勉強になった」2回戦敗退もJ1大宮との死闘に収穫

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.21 天皇杯2回戦 大宮3-0前橋 NACK]

 ジャイアントキリング(番狂わせ)とはならなかった。4月22日に行われた1回戦では東京国際大を1-0で撃破。2回戦に駒を進めたtonan前橋(群馬)は初の3回戦進出を逃し、大会から姿を消した。

 今季、8年ぶりに関東リーグ2部を戦うチームで指揮をとるのは元FC東京の“キング・オブ・トーキョー”アマラオ氏だ。指揮官はJ1チームとの死闘後、「相手のサッカーもあればうちのサッカーもある中で、いい勉強になったと思う」と収穫を口にした。

 前半は健闘し、球際激しいディフェンスで相手の攻撃をつぶし、無失点に抑えた。同45分には高い位置でボールをカットしたMF松本大輝がスルーパスを通し、FW山腰泰博が右足シュート。決定的なチャンスもつくったが、運動量の落ちた後半は一方的に攻め込まれた。

「本当は後半に攻める意識を持ちたかったけど、相手のシステムも少し変わって、何もできず残念だった」。後半は攻撃のスイッチを入れた大宮に圧倒され、一気に3失点。「勝つつもりでやっていた。選手もいいオーガナイズからいい試合の流れでやっていて、チャンスもあった。でも、それがサッカー」とアマラオ氏。リーグ戦に切り替え、1年での関東リーグ1部復帰を目指す。

(取材・文 佐藤亜希子)

●第97回天皇杯特設ページ

TOP