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U-20中国代表がドイツ地域リーグに参戦?新シーズンから前代未聞の企画が実現か

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U-20中国代表がドイツ地域リーグに参戦か

 U-20中国代表チームが新シーズンからドイツ4部相当のレギオナルリーガ・ズュートベスト(南西部)に加わることになるようだ。ドイツ『キッカー』『ビルト』などが伝えている。

 2016-17シーズンはレギオナルリーガ・ズュートウェストにはアイントラフト・トリーア、キッカーズ・オッフェンバッハ、シュトゥットガルター・キッカーズなど古豪が所属。シュツットガルトやホッフェンハイム、カイザースラウテルンなどのそれぞれの2軍も所属する。だが、同リーグは19チームにより構成されるため、前半戦・後半戦において各チームにそれぞれ試合が開催されない節が1節ずつあった。

 そして、新シーズンからその“穴”を埋めるのは中国のU-20代表チームになるかもしれないとのこと。DFB(ドイツサッカー連盟)の副会長兼レギオナルリーガ・ズュートウェスト幹部のロニー・ツィンマーマン氏は各クラブは「このアイデアに対して前向きだ」と語り、同リーグの「クラブのゼネラルマネジャーたちが近々に行われる集会で、そのアイデアの実現について決めなければいけない。試合日程もそこで決定されるのでね」と明かした。

 中国のU-20代表チームは順位表には現れず、相手チームの勝ち点数にも影響しない。2020東京五輪のサッカー大会に向けた練習試合を行うといった位置づけで、中国側は対戦ごとに相手に1万5000ユーロ(約190万円)の報酬を支払うという。また同チームの拠点はハイデルベルク市近辺に置かれる予定で、ホームスタジアムを所有しないため、全試合がアウェーマッチになるそうだ。

 なお、この極めて異例なU-20代表チームの他国リーグへの“加入”は去年11月にドイツと中国、DFBとDFL(ドイツサッカーリーグ)が締結した両国のサッカーにおける提携契約の一角と見られる。

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