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札幌に追いつかれるも終盤に勝ち越し弾!2戦ぶり白星の柏が首位キープ!!

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途中出場のFWディエゴ・オリヴェイラの決勝弾で柏が2戦ぶり白星

[6.25 J1第16節 柏2-1札幌 柏]

 前節の甲府との引き分けで連勝が「8」で止まった首位の柏レイソルは、5連敗中で15位に沈む北海道コンサドーレ札幌をホームに迎えた。前半にPKで先行した柏だが、後半に直接FKを被弾。それでも後半43分に勝ち越し点を奪い勝ち点3を奪取。首位をキープした。

 首位に立つ柏は、スコアレスドローに終わった甲府戦と同じ11人で試合開始。下部組織出身が8選手、平均年齢24.18歳というイレブンで臨んだ。
 アウェーに乗り込んだ札幌は、これまで全試合で先発してきたDF福森晃斗が出場停止に。スタメンは前節から4選手を入れ替え、FWヘイスがリーグ初先発を果たした。
[スタメン&布陣はコチラ]

 最初にビッグチャンスをつかんだのは、赤黒のユニフォームの札幌。開始6分、左サイドからゴール中央のMF兵藤慎剛に入ると、ダイレクトでヘイスへ落とす。柏最終ラインの間でヘイスからのリターンを受けた兵藤がペナルティエリアへ進入したが、DF輪湖直樹のブロックにあってしまう。

 なおも札幌のチャンスは続く。14分、右サイドのFKでMF菅大輝が逆サイドへボールを送ると、FW都倉賢が頭で合わせたが、ボールはGK中村航輔の両手におさまってしまう。36分にも右サイドから攻撃を仕掛けると、クロスボールを処理した都倉が右足で狙ったが、シュートはゴール右にそれてしまう。

 柏は両サイドから攻略を図るが、クロスボールはGKク・ソンユンに阻まれてしまい、なかなかシュートチャンス構築できない。それでも、札幌ゴール前でしぶとくボールをつないだ柏は、MF大谷秀和がペナルティエリアに入れたボールに反応したFW武富孝介が、DF横山知伸に倒されてしまいPKを獲得。これをFWクリスティアーノがゴール左隅に蹴り込み、柏が先制に成功した。

 前半終了間際に再びチャンスを迎えた札幌。ヘイスが個人技でペナルティエリアに進入して中央にラストパスを送ると、MF宮澤裕樹が左足で合わせたが、ゴールライン上のDF中谷進之介の懸命なクリアにあい、1点ビハインドのまま最初の45分を終えた。

 後半に入っても前半同様、最初のチャンスは札幌に訪れる。右サイド、MFマセードが早いタイミングで上げたクロスに、走り込みながら都倉がヘディングシュート。ゴール右隅をとらえたシュートはしかし、GK中村のビッグセーブに阻まれてしまう。

 後半17分、札幌がセットプレーから試合を降り出しに戻す。都倉が柏ゴール前で得たFKをヘイスが直接沈めるゴール。ブラジル人ストライカーの来日初得点で、スコアは1-1となった。

 ホームで勝ち点を落とせない柏は、FWディエゴ・オリヴェイラとFW大津祐樹を投入し、反撃に出るが、後ろに重心を置く札幌を崩すことができない。シュートまで持ち込めない焦れた展開が続いた43分、右サイドのFW伊東純也のスルーパスにディエゴ・オリヴェイラが抜け出すと、切り返しからペナルティエリアでDF1人をかわすと、左足でゴールに流し込み2-1。柏が再びリードを奪う。

 5分におよぶアディショナルタイムでは、札幌もパワープレーに出たが、柏がリードを守りきってタイムアップ。柏が勝ち点を34にのばして首位をキープした。一方の札幌はチャンスを仕留めきれず、連敗は「6」になってしまった。

(取材・文 奥山典幸)

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