beacon

[MOM2152]真岡FW齊藤遼平(3年)_「頭で勝負」総体予選初先発のFWが高さ発揮して2発!

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半24分、真岡高FW齊藤遼平が先制ヘッド

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.25全国高校総体栃木都予選決勝 栃木高 1-4 真岡高 栃木グ]

 総体予選初先発のFWが前半だけで2得点を挙げた。真岡高のFW齊藤遼平(3年)は前半24分、左MF鵜養修平(3年)のクロスを豪快なヘディングシュートでゴールへ叩き込む。

「打ち合わせ通りに鵜養くんがサイドから良いクロスが上げてくれた」というクロスを得意のヘッドでゴールへ結びつけたFWはさらに40分、右CKをCB鈴木優斗が折り返したところに頭から飛び込んで2点目を奪った。

 決勝戦が今大会初先発。「『最初から前半で潰れていいから出し切って来い』と言われていた。(川上)監督からの指示も『ゴール前で自分のストロングポイントの頭で勝負しろ』と言われていました」という齊藤は前半40分間だけの出場で期待に応える活躍をしてのけた。エースFW郡司侑弥(3年)が左脛骨折で離脱する中で残した結果。177cmの高さを活かして前線で起点になる動きも全うした齊藤は「とても嬉しかったです」と笑顔で振り返った。

 昨夏までの主戦場はSH。だが、コーチングスタッフにジャンプ力を見出されてFWにコンバートされた。「『オマエはヘディング強いんだからそこを磨け』と言われて毎日自主練とかでヘディングシュートの練習をしてきました」という齊藤はオーストラリア代表FWティム・ケーヒルの動画を毎日見て、ヘディングするタイミングを学んだという。本人はまだまだというが、磨いてきた武器が大一番で2つのゴールをもたらした。

 鵜養の高精度クロスから齊藤の放つヘディングシュートは全国大会でも武器の一つになりそうだ。「チームでのノルマはしっかりこなせるような選手になって、自分の個性を活かせるような選手になりたい」。この日の活躍を自信に、持ち味の高さをより活かせる選手になって、まずは激しいチーム内競争を勝ち抜く。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2017

TOP