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フィオレンティーナ、サポからの不満にクラブ売却宣言で抵抗も…市長が仲裁「冷静に」

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フィオレンティーナがクラブ売却へ

 フィオレンティーナは相次ぐサポーターからの抗議に遺憾を示し、26日、クラブを売却することを公式ウェブサイトで発表した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

 イタリアの人気ブランド、トッズを経営するフィオレンティーナのオーナー、ディエゴ・デッラ・バッレおよびアンドレア・デッラ・バッレ兄弟は、クラブを愛する者に限定した上で身売りを検討している。

「ACFフィオレンティーナの経営陣は、サポーターの不満を受け、クラブを買収し、信念に沿って経営する意思のある者に権利を譲る意向だ。ビオラのユニフォームを愛し、より良い運営ができると考えている者は名乗りでて欲しい」

「我々は具体的なオファーを歓迎したい。当然だが、ビオラを心から愛する者に限定しており、フィオレンティーナのような名門クラブを経営するにあたり不可欠となる真摯さ、堅実さが求められることになる」

 デッラ・バッレ兄弟は、フィオレンティーナが経営破たんし、セリエC2(イタリア4部)からの再出発となった2002年から15年間、オーナーとして支えてきた。だが今回の兄弟の行動に対し、フィオレンティーナが拠点を置くフィレンツェのダリオ・ナルデッラ市長は疑問を呈した。

「厳しい時だが、経営陣そして市民全体に対し、感情的にならず、理性で解決するよう訴えたい。フィオレンティーナは偉大な財産であり、対立や論争の対象となるべきではない。この財産を守るために、私自身、市長として尽くすべきだと考えている」


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