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進化が止まらないいわきFC、U-18チーム立ち上げも最終選考「未来に繋げたい」

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いわきFCクラブハウスも7月15日に完全オープンする

 天皇杯2回戦でJ1の北海道コンサドーレ札幌を破るなど全国的な注目を集めるいわきFCが、U-18チームを立ち上げることになった。来春の立ち上げを目指しており、『いわきFC U-18 コンバイン(セレクション)』の1次選考を6月7日と14日に実施。28日には最終選考を行った。

 福島県内には“ライバルクラブ”の福島ユナイテッドFCがあるが、現在U-18チームはなく、実力者は県外の強豪校に進学することも少なくない。いわきFCのユースチームが立ち上がれば、人材流出の歯止めにもなるはずだ。

 トップチームの選手セレクション同様、名称をコンバインと名付けたセレクションをいわきFCの練習拠点である「いわきFCフィールド」で実施。28日の最終選考には、フィジカルテストなどがメインだった1次選考を突破した25人が臨んだ。

 最終選考ではサッカー技術を見極めるための、9対9、11対11といった実戦形式のテストが行われた。審査はトップチームの田村雄三監督や平松大志コーチらが主導で行い、選手たちの一挙手一投足に目を光らせていた。

 遠くは神奈川県から参加した選手の姿も見られた。コンバインを総括した田村監督は「こうして集まってくれること自体がありがたいこと」とまずは感謝を口に。寮など受け入れ態勢にまだまだ課題を残すが、「未来に繋げていかないといけない」と検討中であることを前向きに話した。

 いわきFCは今年度よりすでにU-15チームを始動させている。「いわき市を東北一の都市にする」をクラブビジョンとして掲げるいわきFCが、一歩ずつ地盤を固めながら進んでいる。

(取材・文 児玉幸洋)

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