ゲントに所属する日本代表FW久保裕也が、来る新シーズンに向けて欧州へ出発直前の成田空港で取材に応じた。

　久保は冬にスイスのヤングボーイズからゲントへと加入すると、わずか半年で11ゴールを挙げ、“助っ人”としての役割を完璧に果たした。2016-17シーズンで公式戦23得点は日本人最多となるが、久保は来シーズンについて「去年よりもっと良いシーズンに」とさらに上を向いた。また、そのために体作りなど良い準備を行うことを口にしている。

　また先日にはポルトガルの強豪クラブ、ポルトが獲得に興味を示しているという報道があった。常々ステップアップへの希望を言葉にしている久保は報道について尋ねられ、「チャンスがあればしたい」と話しつつ、「でもまずはベルギーに帰ってやるという方向で」とヘントに集中する意向を示している。

　8月に行われるロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦についても「僕はやったことがないので、フレッシュな気持ちで」と気負うことはない。昨シーズン終盤からクラブ、代表で脚光を浴び続けた男の活躍に期待したい。

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