beacon

失点関与も「反骨心を持って」 広島MF柏が劇的同点弾を演出

このエントリーをはてなブックマークに追加

後半45分に劇的な同点ゴールを演出したMF柏好文

[7.8 J1第18節 横浜FM1-1広島 日産ス]

 決して下を向くことはなかった。サンフレッチェ広島は後半36分に先制を許す苦しい展開。MF齋藤学からの斜めのスルーパスに走り込んだMF前田直輝に決められたが、前田に対応していたのがMF柏好文だった。

「僕のマークだったし、タイトに付くということはミーティングでも言われていた。それまではしっかり付けていたけど、1本やられたら意味がない」。失点場面では自身の背後を取られたが、その柏が後半45分に劇的な同点ゴールを演出。MFフェリペ・シウバからのパスを受け、PA内左に進入すると、グラウンダーのクロスがDF中澤佑二に当たってゴール前にこぼれ、MFアンデルソン・ロペスが左足で蹴り込んだ。

「(横浜FMの守備は)中が高くて強い。早くて低いボールを意識した」。失点に関与しても気落ちせず、ゴールを目指した。「反骨心を持って、もう一回点を取りに行く姿勢を見せることができた」。森保一前監督の辞任に「精神的なショックは大きかった」という柏だが、劣勢の展開から引き分けに持ち込み、5試合ぶりの勝ち点1を獲得。「4連敗している中で勝ち点1を積み上げたことは大きい」と、劇的な同点劇を前向きに受け止めた。

(取材・文 西山紘平)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第18節1日目 スコア速報

TOP