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出し手と受け手の阿吽の呼吸…FC東京DF太田「試合前から言っていた」

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正確なクロスから得点を演出したFC東京DF太田宏介

[7.8 J1第18節 FC東京2-2鹿島 味スタ]

 前半16分に鹿島に先制点を許したFC東京だったが、DF太田宏介の正確無比な左足が同点ゴールを導いた。

 前半44分、MF高萩洋次郎から左サイドでパスを呼び込むと、ゴール前を確認。「(橋本)拳人には試合前から『入ってきてくれ』と言っていた」と出し手となる太田が語れば、受け手となるMF橋本拳人も「宏介くんが左で僕が右のときはクロスを狙っているし、『ドンドン上げて下さい』と試合前に話していた」と振り返る。そして、太田が左足で送った鮮やかな放物線を描いたクロスに、逆サイドから中央に走り込んできた橋本が反応し、ヘディングシュートから同点となるゴールが生まれた。

「久し振りに狙いどおりにクロスからの得点が生まれて良かった。最近はああいう位置でボールを全然持てなかったので、今日はシンプルに上げることを意識していたし、拳人も意識して入って来てくれたので良かった」

 勢いに乗ったチームは後半2分に再び橋本がネットを揺らし、一時は逆転に成功。後半31分に鹿島に同点に追い付かれて2-2のドローに終わったものの、5連勝中の首位チームと勝ち点1を分け合い、連敗を3でストップさせた。「課題は多いチームだけど、3連敗した後にまたここで崩れていたら、もっときつかった。勝ち点1ををポジティブに捉えたいし、中断期間明けに良いスタートを切れるようにしたい」。4試合ぶりに獲得した勝ち点を、浮上のきっかけにしたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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