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阿部が叫んだ!! 浦和、意地の逆転勝利!! ミシャ進退言及後の一戦で勝ち点3獲得

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同点ゴールを叩き込んだ浦和レッズMF阿部勇樹

[7.9 J1第18節 浦和2-1新潟 埼玉]

 J1リーグは9日に第18節を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズアルビレックス新潟が対戦。前半35分にMF小泉慶のゴールで新潟が先制したが、後半29分にMF阿部勇樹のゴールで同点に追い付くと、同34分にFWラファエル・シルバが決勝ゴールを奪い、浦和が2-1の逆転勝利を収めた。

 6日の第13節川崎F戦(●1-4)後、ペトロヴィッチ監督が自身の進退について言及した浦和は、川崎F戦から先発2人を入れ替えてMF武藤雄樹、DF那須大亮らを先発起用。一方、クラブワースト5連敗中のアウェー新潟は1日の磐田戦(●0-2)から先発1人を入れ替え、FW鈴木武蔵らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から圧倒的にボールを保持する浦和は前半10分、那須のサイドチェンジに反応した右サイドのMF関根貴大がダイレクトで中央に折り返すと、走り込んだ武藤が左足で合わせるもシュートはGK守田達弥の守備範囲に飛んでしまう。さらに同13分には左サイドを突破したMF宇賀神友弥のクロスからFWラファエル・シルバがヘディングシュートを放つが、ゴールマウスを捉え切れなかった。

 守備に回る時間が長くなる新潟はなかなか敵陣深くまでボールを運べず、前半27分に左サイドから切れ込んだMFチアゴ・ガリャルドがミドルシュートを狙うもボールは枠上に外れた。しかし同35分、新潟が先制に成功する。浦和のCKが流れるとカウンターを発動させて左から右に展開。最後はMF矢野貴章のクロスがGK西川周作に弾かれたボールがFW山崎亮平に当たると、こぼれ球をMF小泉慶がヘッドで押し込んでスコアを1-0とした。

 1-0と新潟がリードしたまま後半を迎えると、同10分にCKのこぼれ球を拾った山崎がミドルレンジから狙うも、シュートは西川の正面を突いてしまった。1点のビハインドを背負う浦和は同12分、武藤に代えてMF駒井善成を投入。その後は浦和が圧力を強めて押し込む時間帯が続くが、新潟の体を張った粘り強い守備を崩し切れずに時間が進んでいく。しかし同29分、DF森脇良太のシュートはポストに阻まれたものの、はね返りをMF阿部勇樹が冷静に蹴り込んで試合を振り出しに戻した。値千金の同点弾を沈めた阿部は感情を爆発させ、チームメイトを鼓舞した。

 キャプテンの一撃で勢いに乗った浦和はさらに後半34分、MF柏木陽介が蹴り出したCKからR・シルバが放ったヘディングシュートは守田に弾かれたが、こぼれ球をR・シルバ自らが蹴り込んで一気に逆転に成功。そのまま逃げ切った浦和が2-1の逆転勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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