beacon

「肩は順調に回復しているけど…」香川は浦和戦欠場へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

浦和戦欠場を明かしたMF香川真司

 15日に埼玉スタジアムで行われる「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」で浦和レッズと対戦するドルトムントが14日、来日し、埼玉スタジアムで公式会見および公式練習を行った。公式会見にはドルトムントのMF香川真司とピーター・ボス監督が出席。6月7日に行われたW杯アジア最終予選で左肩を脱臼した香川は欠場することを明らかにした。

「ケガは順調に回復している。日本でも素晴らしい協力の下でリハビリ、そして良いトレーニングができた」としながらも、「肩は順調に回復しているけど、明日の試合はおそらく出場できないと思っている」とコメント。ボス監督も「香川選手は残念ながら明日は出ない」と、欠場を明言した。

 すでに全席種が完売し、当日券の販売も行われない。6万人を超える大観衆が詰めかけることが予想される中、香川は「浦和レッズは日本でも1、2を争うビッグクラブ。ヨーロッパに匹敵するぐらいのスタジアムの雰囲気の中で試合ができるの素晴らしいこと」と指摘。「素晴らしい歓迎を受けて選手も喜んでいる。明日の試合は必ず結果にはこだわりたい」と、チームの勝利を願った。

 昨季はアヤックスを率い、エールディビジ2位、ヨーロッパリーグでも準優勝に導いたボス監督は香川について「まだ100%フィットした状態になっていないので、近いうちになってほしい」と、まずはコンディションを上げることを望んだうえで、「そうなれば香川の長所を生かしていきたい。オフェンシブなところで良い選手なので、それをチームに取り組みたい」と期待を寄せた。

「アヤックスの試合はヨーロッパリーグの決勝を含めて見る機会があったし、監督就任が正式に発表されてからも個人でいろいろ見てきた」。すでにボス監督のサッカーに関する情報は収集済みという香川。「一緒に仕事ができるのを楽しみにしているし、監督の下で素晴らしい結果を出したい。チームには若い選手も多いので、うまくまとまるように、経験のある選手として少しでもチームのために戦っていけたら」と、新シーズンへの決意を口にした。

(取材・文 西山紘平)

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2017-18特集

TOP