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本田はメキシコで無名?現地記者が語る“パチューカ・ホンダ”の現在地

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パチューカと契約したFW本田圭佑

 ミランから退団し、去就が注目されていたFW本田圭佑。日本代表としても活躍する男が次なる戦いの舞台として選んだのは、メキシコだった。強豪パチューカへの加入を電撃発表し、自身が「集大成」と位置づけるロシアW杯へ向けて新たな歩みを進めていく。

 日本で一大ニュースとなった今回の加入劇。しかし、現地メキシコではどんな反応があったのだろうか?

『Goal』は現地メキシコの記者ロベルト・ナバーロ氏に、本田加入の反応を聞いた。

 まず本田の知名度に関して「世界的に有名なミランというクラブでプレーした選手ではあるが、ホンダのことを知っているファンはほとんどいない」という。また「急な契約に驚き“本田って誰?”という印象だったが、調べてみたら彼がいかに偉大な選手であるか、違う意味で驚いた」と率直な感想を明かした。

 では、本田はパチューカでどのような役割を担うことになるのか?

「PSVに移籍した(イルビング)ロサノの穴埋め役として、左ウイングで起用される可能性が高い。ホンダはゴールチャンスを生み出せる才能を持っているし、左足のミドルでゴールを狙うことも可能なはずだ。クルブ・ネカクサからやって来た、チリ代表の(エドソン)プッチとポジション争いをすることになるだろう」

 また、現時点で右ウイングの主軸はホナタン・ウレタビスカヤが務めているが、「ウレータ(ウレタビスカヤの愛称)がチームを去れば、ホンダは右でもプレーできるかもしれないが、現状は左か中盤でポジションを狙うことになるだろう」と分析している。

 果たして、本田はメキシコリーグで自らの存在価値を今一度見せることができるのか。ロシアW杯まで1年を切り、北中米で正念場のシーズンに身を投じることになる。​

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