beacon

全日本大学選抜にも筑波大旋風!!前年度主将、いわきFC高柳も含め大暴れ

このエントリーをはてなブックマークに追加

左からいわきFCのFW高柳昂平、大学選抜のMF戸嶋祥郎、FW中野誠也、MF西澤健太、MF三笘薫

 昨季のインカレ王者、今季の関東大学サッカーリーグ1部でも堂々首位、天皇杯ではY.S.C.C.横浜、ベガルタ仙台、アビスパ福岡とJリーグ勢を次々撃破する進撃を続ける筑波大勢が、全日本大学選抜にも旋風を巻き起こしている。

 15日に行われたいわきFCとの親善試合で決めた5得点のうち、4得点が筑波大勢。いわきFCの2点目を決めたOBのFW高柳昂平を含めると、この試合の8得点のうち5得点が筑波大関係者で決まったことになる。「自慢の後輩です」。昨年度、筑波大でキャプテンを務めた高柳は、チームは敗れたが、誇らしげに話した。

「『取られちゃった』とか誠也は言ってましたけど、お前ら格が違うじゃないかと。あとから出てきた2人も点を取って、ノリノリだなと思いました。今日は4人でしたが、筑波には全日本に選ばれてもおかしくない選手が他にもいる。今日もやっていて、大学に戻りたいなと一瞬思いましたもんね。やっぱり質が高い。あいつらとサッカーをしていたら上手くなるなと」

 試合前からお互いに楽しみにしていたという一戦。後輩たちは高柳がいることで、いわきFCについても以前から注目していたという。FW中野誠也が「いわきFCで活躍している高柳さんの姿も見ている。人間性を含めて素晴らしい先輩、尊敬している高柳さんの活躍は自分たちの刺激になっている」と話せば、MF三笘薫は「いろいろなところでOBの方が活躍されているので、僕もそれに続けるように頑張りたい」と力に変えた。

 この日得点したもう2人、MF戸嶋祥郎とMF西澤健太はバックアップメンバーとして今合宿に参加。ただしメンバーに怪我人が出ていることから、宮崎純一監督は入れ替えに含みを持たせるなど、2人にも十分にチャンスは残っている。アピールに成功した戸嶋は「このチームは刺激しかない。何があっても大丈夫なように準備していきたい」。西澤も「怪我人が多いと聞いていたので、すごくチャンスだと思ってここに来た。連戦で疲労はありますけど、そんなこと言ってられないので頑張りたいです」と意欲的に話した。

(取材・文 児玉幸洋)

TOP