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[早慶戦]早稲田大CB大桃海斗は勝負の2年目、鈴木主将不在のDFラインで安定感

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安定した守備をみせた早稲田大CB大桃

[7.15 第68回早慶サッカー定期戦 早稲田大5-1慶應義塾大 等々力]

 主将不在のDFラインを統率した。早稲田大慶應義塾大に5-1で勝利し、早慶定期戦での6連覇を遂げた。主将のCB鈴木準弥(4年=清水ユース)がユニバーシアード日本代表合宿へ招集されているため、不在の状況だったが、2年生CB大桃海斗(2年=帝京長岡高)が存在感。最小失点に留めた。

 いつもなら通るはずの声は1万3880人の歓声にかき消され、早慶戦特有の難しさがあった。「声が通りづらかったので、しっかりコミュニケーションをとるのが大変でした」と言うとおりだ。それでも、CB井上純平(3年=早稲田実高)と安定した守備を披露。「準弥くん(鈴木)がいないなかで、多少の不安感はありましたけど、守備も安定感があったんじゃないかなと思います」と胸を張る。大量得点の攻撃陣に応え、1失点に抑えてみせた。

 とはいえ早慶戦では6大会ぶりの失点。快勝にも納得したわけではないようで、「大量得点で勝てたのは良かったですが、ずっと無失点で試合に勝ってきたというのは、試合前から言ってきたので。正直、失点したのはかなり悔しいところはあります」。

 ルーキーイヤーの昨季はリーグ戦で出番なし。後期リーグは「ベンチに入れないぎりぎりでした」という状況だった。それでも2年目の今季はチャンスをつかんだ。鈴木準とCBコンビを組み、2部リーグ開幕戦から先発スタートを切っている。

 2年目を迎えた大学サッカーへ、より順応するためにフィジカルを強化。『ドームアスリートハウス』などで学んだ知識を活かし、サプリメントやプロテインを積極的に摂取。大きな体重増加はないというが身体つきは変化し、昨季と比較しては「フィジカルの部分では以前に比べたら安定感も出て、相手に負けることもなかなか少なくなってきた。そういう部分に加えて、集中力もリーグ戦を通して、継続できるようになってきたかなと思います」と手ごたえを語る。

 将来の目標はもちろんプロ入り。そのためには早稲田大で試合に出続けることはもちろん、より上のリーグで活躍することが多くの人の目に留まるため、今季の関東1部昇格がプロ入りへの“近道”ともいえる。

 それは本人も強く意識しているようで「ここから試合に出続けないとだめですし、今年1部に上げないといけない。1部でやっていないとだめかなと思うので。今年は勝負だなと思います」と言うとおりだ。

 これまでCBとして、隣でプレーする鈴木主将に頼る部分も多かった。それでもリーグ前半戦も終え、自信もついてきた今は考え方にも変化が出てきた。

「正直いつもは準弥くんが隣で声をかけてくれている部分があるのですが、もっと自分がDFラインを統率するくらいの気持ちでやっていきたい。来年を見据えても、今のうちにそうやってないといけないと思う。それに加えて技術面ではもっとベースを上げていければと思います」

 ルーキーイヤーはピッチへ立てずに悔しい想いもしたが、2年目でチャンスをつかんだ。2017シーズンを飛躍の年へ。早稲田大の1部昇格へ2年生CBはチームを支えるべく成長を誓う。

(取材・文 片岡涼)


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