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U-20代表、初戦フィリピン戦先発は初出場組中心か…内山監督「まずは自分との戦いがある」

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フィリピン戦前日練習に励むU-20日本代表

 カンボジアで行われるAFC U-23選手権予選に臨むU-20日本代表は18日、翌19日に控える初戦フィリピン戦に向けて、試合会場となるオリンピックスタジアムで最終調整を行った。

 登録全23選手がピッチ上に集まって練習を開始すると、フィールドプレーヤーはフィジカルトレーニングやボール回しを行って体を温めると、ビブスあり組となし組に分かれてセットプレーの攻守での確認や11人対11人のフルコートでの戦術練習を行い、約1時間のトレーニングで汗を流した。

■ビブスなし
   小松 旗手
森島       三好
   針谷 原
坂井 古賀 立田 藤谷
    山口

■ビブスあり
   中坂 田川
遠藤       高木
   伊藤 市丸
舩木 中山 板倉 柳
    小島(波多野)

 チームを率いる内山篤監督が「完全に1試合目と2試合目を分けている感じは正直ある」と語ったように、この日の練習での組み合わせがそのまま初戦フィリピン戦、2戦目カンボジア戦のスタメンになりそうだ。そして、指揮官はカンボジア戦は相手のホームになることで、「相当な観客が入る」と予想。そこで「代表の公式戦が初めての選手のことを考えないといけない」と、よりU-20日本代表での試合経験者が少ないビブスなし組(U-20日本代表での公式戦未出場はFW小松蓮、FW旗手怜央、MF森島司、MF針谷岳晃、DF立田悠悟、DF古賀太陽、GK山口瑠伊)のフィリピン戦先発起用を示唆した。

「中1日での試合でいろいろなことで悩んだが、現地入りしてからのコンディションと2戦目の大観衆が入るカンボジア戦。そういった部分も含めた戦略が必要です。新しいメンバーは対戦相手云々よりも、初めて代表のピッチに立つということで、緊張もあると思うけど、そういう経験をしていかないといけないし、まずは自分との戦いがある」

 翌19日に初戦フィリピン戦を迎えるU-20代表は、21日にカンボジア、23日に中国と対戦。グループ首位、そしてグループ2位の成績上位(10チーム中)5チームに与えられる来年1月に中国で行われるAFC U-23選手権出場権獲得を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)

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