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「ダメっぽかった」4日前の動き…初戦に向けて“改善”図ったMF森島司

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U-20日本代表MF森島司(広島)

 本来なら世界を体感しているはずだった。しかし、U-20W杯メンバーに選出されていたMF森島司(広島)は右足首捻挫のため事前合宿中に離脱し、世界大会のピッチに立つことはなかった。U-20W杯はテレビで観戦していたものの、「(ケガは)仕方ない部分はあったけど、(世界大会を経験する仲間を見て)すごく良いなと思っていた」と歯がゆさが残った。

 あれから約2か月。U-20日本代表に復帰した森島は、翌19日に行われるAFC U-23選手権予選に向けてコンディションを上げている。

 4日前の14日に行われたユニバーシアード代表との練習試合では右サイドハーフの位置に入って先発出場。しかし、「戦術的な部分が全然分かっていなかった」とサイドから中央のエリアに入ってきてボールを呼び込もうとした。「ギャップで受けるのが特長なので、そう思ってプレーしていた」ものの、それは内山篤監督が求める動きではなく、「ダメっぽかった…」と声を落とした。しかし、一度間違いを犯したからと感じたからこそ、予選に向けてきっちりと修正を施した。

「しっかりと指摘されたところを考え、サイドに張ることも必要だと思ったので、今日の練習ではそういう動きを意識した。この間よりも良い内容のサッカーができていると思う」

 フィリピン戦ではよりU-20代表での出場機会が少ない選手たちの先発起用が濃厚で、森島もスターティングメンバーに名を連ねる可能性が高い。「初戦だと、もしかしたら本当に悪い立ち上がりになるのが“あるある”かもしれないけど、しっかり耐えて失点しないことが大事。僕自身はチームでもあまり点を取れていないので、頑張って得点に絡みたい」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)

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