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ゴールに絡みに絡むも納得せず…MF森島司「イージーミスが多かった」

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U-20日本代表MF森島司

[7.19 AFC U-23選手権予選 U-20日本 8-0 U-22フィリピン]

 得点に絡みに絡んだ。AFC U-23選手権予選の初戦となったフィリピン戦で大量8ゴールを奪ったU-20日本代表。左サイドハーフの位置で先発フル出場を果たしたMF森島司(広島)は、5点に絡む活躍を披露してチームの白星発進に大きく貢献した。

 14日に行われたユニバーシアード代表との練習試合では右サイドハーフの位置で出場したが、右から中央に入ってくる場面が多く「戦術的な部分が全然分かっていなかった」と課題を上げていた。しかし、フィリピン戦では左サイドと持ち場は違ったものの、「ギャップに入るところと開くところをしっかり意識できた」と中と外を使い分けてボールに触ってはリズムを生んだ。

 前半10分に左サイドから中央に切れ込んでMF三好康児(川崎F)の先制点を演出し、同23分にはMF坂井大将(大分)のパスから抜け出してクロスでFW小松蓮(産業能率大)の得点をアシスト。さらに同29分にPA外から放ったミドルシュートのこぼれ球を小松が押し込んでリードを広げると、同31分には小松の落としに反応して森島自らがネットを揺らした。

 後半38分には鮮やかなスルーパスを通してFW中坂勇哉(神戸)の得点を演出。5点に絡む大車輪の活躍も「相手のレベルもあったし、ゴールも良かったけど、たまたま当たって入ったので…」と複雑な表情。決して満足することなく、「イージーミスが多かったし、もう少しバイタルのところで絡んでいきたかった」と課題を挙げて気を引き締め直した。

(取材・文 折戸岳彦)

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