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DF中山雄太、完全アウェーの一戦で第一に考えることとは…

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U-20日本代表DF中山雄太(柏=右)とDF板倉滉(川崎F)

 完全アウェーで迎える一戦となりそうだが、守備の要は動じない。U-20日本代表DF中山雄太(柏)は「雰囲気にのまれないことが第一。自分たちは世界大会に出て、そういう環境でやってきているので、うまく試合に入れていない選手がいたら声掛けをしっかりやっていきたい」と最終ラインからチームを支えようとしている。

 カンボジア戦は相手のホームゲームとなり、3万人の観客が押し寄せる可能性があるという。大雨が降った影響もあって観客がまばらだった初戦フィリピン戦とはまったく異なる状況になるが、「ネガティブなものはない」とキッパリ。コンディション的にも「コントロールしてもらっているので、明日はベストでいきたい」と問題なく、試合に入れそうだ。

 U-20W杯では全4試合にフル出場。DF冨安健洋(福岡)とCBでコンビを組んで世界を相手に奮闘したが、今予選に冨安は招集されていない。16年のAFC U-19選手権でもコンビを組んだ相棒は不在だが、カンボジア戦で隣に立つことになるDF板倉滉(川崎F)との連係にも不安はないと自信を覗かせる。

「トミ(冨安)のときは自分が起点になることが多かったが、滉も攻撃の部分では自分と似たような特長がある。滉のそういう部分を出せるようにしたいし、守備面も滉とは一緒にいることが多かったのでやりづらさはない」

 カンボジアは初戦で日本のライバルと目される中国を相手にスコアレスドローを演じた。「力のあるチームだと思う」と前置きしつつも、「自分たちのペースで戦うのは大事だし、そこに持っていけなくても勝ち切る力が必要」と完全アウェーの中での必勝を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)

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