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35年ぶり“国外クラシコ”はバルサに軍配…移籍騒動ネイマール&ピケの“友情ゴール”も生まれる

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2ゴールに絡んだFWネイマール

[7.30 ICC R・マドリー2-3バルセロナ]

 インターナショナルチャンピオンズ杯(ICC)のアメリカラウンドが30日に行われ、フロリダ州のハードロック・スタジアムでレアル・マドリー(スペイン)とバルセロナ(スペイン)が対戦し、打ち合いの末にバルセロナが3-2で競り勝った。両チームはリーガ・エスパニョーラ開幕前に行われる8月13日、16日のスペインスーパー杯でも対戦する予定となっている。

 35年ぶりに国外での開催となった伝統のクラシコ。レアルがFWクリスティアーノ・ロナウドを欠場させた一方、バルセロナはFWリオネル・メッシ、FWネイマール、FWルイス・スアレスの“MSN”が揃い踏みとなった。

 試合はキックオフ直後から激しく動く。前半3分、バルセロナは敵陣でのスローテンポのパスワークからメッシがMFセルヒオ・ブスケツの縦パスを受けてPA内右に進入。左足のシュートはDFラファエル・バランの左足に当たったが、山なりのボールがGKケイラー・ナバスの伸ばした右手を越え、ネットを揺らした。

 前半7分にはパリSG移籍騒動に揺れるネイマールがPA内左でキープし、右足のアウトで中央にパス。スアレスが受けると見せかけてスルーし、右から走り込んだMFイバン・ラキティッチが右足でゴール左に突き刺した。

 序盤に2点差としたバルセロナだったが、レアルも黙ってはいない。前半14分、敵陣中央でMFカゼミーロのパスを受けたMFマテオ・コバチッチがドリブルで中央突破し、PA手前から右足を一閃。コントロールされたシュートがゴール左隅をとらえ、1点を返した。

 そこから一時ゲームが落ち着いたかに見えたものの、ハーフタイムを迎える前にレアルが追いつく。前半36分、バルセロナのCKを防いでカウンターを発動。MFマルコ・アセンシオがドリブルで長い距離を持ち上がる。フリーで並走するコバチッチに1度預けてPA内右でもらい直すと、GKヤスパー・シレッセンとの1対1から左足で冷静にゴール右に決め、スコアをタイに戻した。

 後半開始からバルセロナはMFアンドレス・イニエスタを下げ、MFデニス・スアレスを投入。対するレアルはFWルーカス・バスケスやMFイスコら4人を同時にピッチへ送り出した。

 後半も立ち上がりにゴールが生まれる。バルセロナは後半5分に左サイドでFKを獲得すると、キッカーのネイマールが右足で正確なクロス。最終ラインのギャップを突いたDFジェラール・ピケがPA内中央にドフリーで抜け出し、余裕を持って右足で押し込む。SNS上でネイマールの残留を訴えていたピケが友人のアシストから勝ち越し点を挙げた。

 バルセロナが3-2とリードした後もゴール前でのスリリングな攻防が続いたが、互いに交代選手を大量に使って主力を下げたことで徐々に静かな展開に。そのままスコアは動くことなく、バルセロナが逃げ切った。

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