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FC東京、ウタカ弾で追い付くも5戦白星なし…新潟は連敗を「6」でストップ

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DF室屋成とFWホニ

[7.30 J1第19節 FC東京1-1新潟 味スタ]

 J1リーグは30日に第19節2日目を開催し、味の素スタジアムではここ4戦未勝利(1分3敗)のFC東京と6連敗中のアルビレックス新潟が対戦。前半11分にMFチアゴ・ガリャルドの得点で新潟が先制するが、後半21分にFWピーター・ウタカがネットを揺らしてFC東京が同点に追い付き、試合は1-1のドローに終わった。

 ホームのFC東京は26日に行われたルヴァン杯プレーオフステージ第2戦広島戦(○1-0)から先発2人を入れ替え、FWピーター・ウタカ、MF米本拓司、今季リーグ戦初出場のDF小川諒也、リーグ戦デビューとなる大卒ルーキーのDF山田将之らを先発起用し、システムは中断期間中に新たに取り組んだ3-5-2を採用。

 一方、アウェーの新潟は9日のJ1第18節浦和戦(●1-2)から先発5人を入れ替え、MFホニ、MFロメロ・フランク、今季初先発となるFW平松宗、そして中断期間中に補強したMF磯村亮太、DF大武峻らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半11分に試合を動かしたのはアウェーの新潟だった。ホニが蹴り出したFKに反応したMFチアゴ・ガリャルドが体を投げ出してヘディングで合わせると、シュートはネットに突き刺さってスコアを1-0とした。1点を先行されたFC東京は同14分にゴールを脅かすが、左サイドからドリブルで運んだMF中島翔哉が放った左足のミドルシュートはポストに弾かれてしまう。

 その後もFC東京が攻勢を掛けると、同35分には中島のパスをMF橋本拳人が巧みなワンタッチで前線に送ったボールからFWピーター・ウタカがGK守田達弥との1対1を迎え、さらに同37分にはDF室屋成とのパス交換から中島がループで狙ったものの、ともに守田にストップされる。同45分には新潟がフィニッシュまで持ち込んだが、ガリャルドとのワンツーからPA内に進入したMF小泉慶のシュートはGK林彰洋に阻まれてしまった。

 1-0と新潟がリードしたまま後半を迎えると、同5分にFC東京が決定機を創出。左サイドを駆け上がった小川のグラウンダーのクロスがファーサイドまで抜けると、フリーになった室屋が狙った左足シュートはクロスバーに当たって落下したが、ボールはゴールラインを完全には越えずに同点ゴールとはならない。

 さらに後半11分にはウタカのスルーパスからPA内に進入した中島が鋭い切り返しでDFソン・ジュフンを翻ろう。守田との1対1を迎えたものの、左足で狙ったシュートは距離を詰めた守田に阻まれてしまう。だが同21分、米本の縦パスをPA外左で受けたウタカが数人に囲まれながらも中央に切れ込んで右足のシュートを放つと、ボールは相手選手に当たってコースが変わりながらもゴールマウスに吸い込まれ、FC東京が試合を振り出しに戻した。

 すると同点に追い付かれた新潟は後半26分に平松に代えてリーグ戦デビューとなるFW河田篤秀をピッチへと送り込む。FC東京ベンチも同30分に動き、米本に代えてMFユ・インスを投入。その後も両ベンチが動いて同32分に新潟がMF端山豪、FC東京は同34分にFW前田遼一、同39分にFW永井謙佑を送り込んで勝ち越しゴールを奪いに行く。だが両チームともに最後までゴールを目指したものの、勝ち越し点は生まれずに1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。
(取材・文 折戸岳彦)
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