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東福岡の10番封じ、自らは勝利決定づけるゴール!青森山田の10番MF郷家が攻守に躍動

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後半35分、青森山田高MF郷家友太がダメ押しのゴールを決めてガッツポーズ

[7.30 総体2回戦 東福岡高 1-3 青森山田高 みやぎ生協めぐみ野サッカー場Bグラウンド]

 東福岡高との強豪対決で注目10番は普段以上に守備に重きを置いてプレーしていた。受けていた指示は「10番を潰せ」。青森山田高のエースでU-18日本代表のMF郷家友太(3年)にとってこの試合の最大の“任務”は東福岡高の10番MF福田湧矢(3年)に仕事をさせないことだった。

 福田は九州を代表するテクニシャン。一人でも相手の守りに穴を開けてゴールを決めきることのできる“危険なアタッカー”だ。この日もトップ下の彼はボールが入ると、斜めにドリブルで運んだり、縦へ仕掛けるなどチャンスメークしようとしていた。

 だが、郷家は「きょうは10番を抑えることを意識してやっていました。ビデオとかで見た時に得点シーンとか頭にしっかりと入っていて、ゴール前に入っていくことはやらせなかったので、役割ができたと思う」と振り返ったように、ゴール前で福田に自由にプレーすることを許さず、シュートゼロに封じるなどゴールに絡むプレーをさせなかった。

 郷家は守備で大きな役割をした一方、攻撃面ではコンビネーションで崩しにかかわり、パスの配球役として機能。2-1で迎えた後半35分には前掛かりになった東福岡の背後を突くと、GKとの1対1から右足シュートを決めて勝負を決定づけた。

「足攣っている選手が多かったので走って時間作れればいいと思っていたんですけど、上手く自分の前にボールが落ちて、GKも中途半端なポジションだったのであとは右の隅にGKの横へ流すだけでした」。プレミアリーグEASTで得点ランキング首位タイの7得点を叩き出しているエースは仕留め役としても役割を果たし、青森山田を強豪対決勝利へと導いた。

 昨季2冠王者の新エースはU-18日本代表の注目選手。昨年度選手権で注目されたロングスローは多くの観客にも知られており、彼がロングスローをスタンバイするだけでどよめきの声が起こっていた。今大会は地元・宮城県開催、そして進路を含めて注目される中で10番はチームの勝利のために結果を残していかなければならない。

 次は選手権決勝で5-0のスコアで破っている前橋育英高との3回戦。「決勝のリベンジで来ると思う。自分たちも立ち向かって行く気持ちを忘れずにやっていきたい」というMFが攻守においてチームを牽引して、上州の名門を再び打ち破る。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2017


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