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決勝は流経柏対日大藤沢に!!王者市船はラストプレーの失点からPK戦で敗れる

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日大藤沢はMF菊地大智の劇的な同点弾からPK戦を制し、王者市立船橋を破って初の決勝進出を決めた(写真協力=高校サッカー年鑑)

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)は3日、準決勝を行い、決勝に進出する2チームが決定した。

 初の4強入りを果たした日大藤沢高(神奈川)は前回王者の市立船橋高(千葉)と対戦。後半23分、市立船橋は左CKからこぼれ球をFW郡司篤也(2年)が押し込み、先制点を奪ったが、試合終了間際に劇的な展開が待っていた。

 1点ビハインドの日大藤沢は後半アディショナルタイム3分、自陣からのFKをGK竹内暢希(3年)が前線に蹴り込むと、セカンドボールを後半34分に投入されたばかりのMF菊地大智(3年)が右足ダイレクトボレー。PA外から豪快な一撃を叩き込み、土壇場で1-1の同点に追いついた。

 直後にタイムアップのホイッスルが鳴り、試合はPK戦に突入。先攻の日大藤沢は4人目までが全員成功したのに対し、後攻の市立船橋は4人目のFW有田朱里(3年)がゴール上に外してしまう。日大藤沢は5人目の菊地が落ち着いて決めて勝負あり。PK5-3で王者を撃破し、初の決勝進出を決めた。

 前回大会準優勝の流通経済大柏高(千葉)は昨年度全国高校選手権準優勝の前橋育英高(群馬)と対戦。前半20分、DF近藤立都(3年)の左CKからU-17日本代表DF関川郁万(2年)がヘディングシュートを叩き込み、先制点を奪うと、この1点が決勝点となり、1-0で逃げ切った。

 この結果、決勝は流通経済大柏対日大藤沢に決定。流通経済大柏は9年ぶり2度目の優勝、日大藤沢は初優勝を目指して最後の決戦に臨む。決勝はユアテックスタジアム仙台で明日4日午後1時半にキックオフされる。

【準決勝】
(8月3日)
[ひとめぼれスタジアム宮城]
流通経済大柏高 1-0 前橋育英高
[流]関川郁万(20分)

[みやぎ生協めぐみ野サッカー場Aグラウンド]
日大藤沢高 1-1(PK5-3) 市立船橋高
[日]菊地大智(70分+3)
[市]郡司篤也(58分)

【決勝】
(8月4日)
[ユアテックスタジアム仙台]
流通経済大柏高 13:30 日大藤沢高

●【特設】高校総体2017

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