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山形がMF瀬沼のAT弾で2戦ぶり白星、群馬は開幕26試合連続失点で10戦未勝利

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[8.5 J2第26節 群馬0-1山形 正田スタ]

 16位モンテディオ山形が敵地で22位ザスパクサツ群馬に1-0で勝利した。スコアレスで迎えた後半アディショナルタイム4分に先発復帰のMF瀬沼優司が決勝点をマーク。劇的な展開で2試合ぶりに勝ち点3を獲得した。

 群馬は前節・岐阜戦(0-2)から先発4人を変更。MF高橋駿太が3試合ぶり、MF鈴木崇文が15試合ぶり、FWカン・スイルが2試合ぶりにスタメン起用され、FWマテウスが今季初の先発出場を果たした。

 対する山形は前節・福岡戦(0-2)からのスタメン変更は5人。DF栗山直樹が今季初、DF山田拓巳とMF中村駿が6試合ぶり、瀬沼が5試合ぶりの先発出場となったほか、鳥栖から期限付き移籍したMF太田徹郎が山形復帰後初スタメンを飾った。

 前半に主導権を握ったのは最下位の群馬。前半5分に栗山のパスミスを奪ったマテウスが右に流れてFW小林竜樹にバックパスを出し、小林のクロスにPA内中央でカンが頭で合わせに行くが、うまくミートできず。

 山形はMF本田拓也の長いボールなどで攻撃に変化を加えたが、群馬のペースは変わらない。前半40分、左サイドを抜け出したマテウスが右から走り込む小林にスルーパス。PA内右で受けた小林は右足でシュートを放つも、GK児玉剛の正面を突いた。

 前半41分にはルーズボールを拾ったマテウスが再びスルーパスを出し、受けたカンがPA内左で左足を振り抜くが、ゴール左へ。さらに同44分、鈴木の左CKにファーから中央に飛び込んだDFパク・ゴンが頭で合わせるも、クロスバーを直撃し、前半はスコアレスで終了した。

 後半に入ると、徐々に山形が攻撃の形を作り始める。しかし、後半24分に群馬がビッグチャンスを創出。MF高瀬優孝が左サイドから左足でファーを狙ったクロスを送り、中央にいたカンが下がりながら強引に合わせようとする。飛び出したGK児玉に高いジャンプで競り勝つが、無人のゴールへ向かったヘディングシュートは惜しくも枠の右に外れた。

 山形も攻撃の流れを失わず、後半29分にMF鈴木雄斗が左サイドから中央へ切れ込んでPA内左から左足でシュート。だが、グラウンダーのボールはゴール右外にそれた。

 このままスコアレスで終わるかに思われた後半アディショナルタイム4分、均衡を破ったのは山形。右サイドで中村からパスを受けた瀬沼がクロスと見せかけ、ドリブルでPA手前中央へ切れ込む。そのまま左足を振り抜くと、コントロールされたシュートがゴール左隅に決まった。

 瀬沼は6試合ぶりとなる今季7得点目。土壇場のゴールで1-0とした山形が2試合ぶりの白星を挙げ、敗れた群馬は開幕26試合連続失点で10試合勝ちなし(1分9敗)となった。

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