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逃げ切れなかった堀レッズ…2度リードも大宮振り切れず「ダービー」はドロー決着

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さいたまダービーは2-2の引き分けに終わった

[8.5 J1第20節 浦和2-2大宮 埼玉]

 J1リーグは5日に第20節を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズ大宮アルディージャによる「さいたまダービー」が行われた。前半26分にFW興梠慎三のPKで浦和が先制するも、後半21分にMFマテウスが決めて大宮が同点に追い付く。同24分のMF柏木陽介のゴールで浦和が再びリードを奪うが、同43分にFW瀬川祐輔がネットを揺らし、試合は2-2の引き分けに終わった。

 2連敗を喫した前節札幌戦(●0-2)後にペトロヴィッチ前監督が契約解除となり、今節から堀孝史監督が指揮を執る浦和は、札幌戦から先発3人を入れ替えてFWズラタン、MF菊池大介、MF宇賀神友弥らを先発起用。一方、ここ3戦未勝利(1分2敗)の大宮は前節神戸戦(●1-3)から先発2人を入れ替え、MFカウエ、DF奥井諒らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 徐々にボール保持率を高める浦和が、フィニッシュまで持ち込む場面を創出する。前半13分、菊池のパスから左サイドを駆け上がったFW武藤雄樹のクロスをズラタンがヘディングで合わせるが、シュートは枠を捉え切れず。さらに同19分にはスローインの流れから、ズラタンがミドルシュートでゴールを脅かすもゴール右に外れ、同21分には柏木が蹴り出したCKのこぼれ球に反応した宇賀神がボレーで狙うが、GK加藤順大に弾き出されてしまった。

 浦和の攻撃に粘り強く対応していた大宮だったが、前半26分に相手FKの流れから奥井がPA内でハンドを犯してしまいPKを献上。これを興梠が冷静に加藤の動きを見極めてネットを揺らし、浦和がスコアを1-0とした。追加点を狙う浦和は同45分、右サイドのMF関根貴大の折り返しに走り込んだDF遠藤航が右足で合わせたが、ネットを揺らすには至らなかった。

 1-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、1点のビハインドを背負う大宮は後半13分、奥井に代えてマテウスをピッチに送り込む。同19分にはカウンターを発動させ、FW江坂任がドリブルで運んでマテウスにつなぎ、浦和ゴールに迫ろうとしたがフィニッシュまで持ち込めなかった。しかし同21分、宇賀神と遠藤の連係ミスを見逃さなかったFWマルセロ・トスカーノがボールを拾うと、パスを受けたマテウスが鮮やかな左足ミドルでネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 だが後半24分、左サイドから菊池が送ったグラウンダーのクロスを加藤がキャッチミスすると、こぼれ球に走り込んだMF柏木陽介が左足で詰めて浦和が再びリードに成功。しかし同43分、右サイドの岩上が送ったピンポイントクロスをFW瀬川祐輔がダイビングヘッドで流し込んで大宮が追い付き、試合は2-2の引き分けに終わった。

(取材・文 折戸岳彦)
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