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堀監督初陣を白星で飾れず…浦和MF柏木「皆で勝ち取る勝利が必要」

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ドローに肩を落とす浦和レッズMF柏木陽介(10)

[8.5 J1第20節 浦和2-2大宮 埼玉]

 監督交代直後の試合が「さいたまダービー」。浦和レッズMF柏木陽介は、「ダービーで勝利して上向きにと思っていた」とこの一戦をきっかけに浮上しようと意気込んでいた。

 立ち上がりは大宮に押し込まれる時間帯もあったが、徐々にリズムを生み出すと、前半26分にFW興梠慎三のPKで先制に成功。前半の大宮のシュートを1本に抑えたこともあり、「ボールを支配される状況もあったけど、チームとして最後は守れていたし、シュートを打たれる場面も少なくて良かった」と振り返る。

 後半21分にMF宇賀神友弥とDF遠藤航の連係ミスを突かれて同点ゴールを献上。しかし、直後の同24分に「(菊池)大介が仕掛けると感じたので、しっかり詰めた」とMF菊池大介のグラウンダーのクロスのこぼれ球を柏木がきっちりと押し込んで、再びリードを奪う。

 だが、そのまま逃げ切れるかと思われた試合終了間際の後半43分、FW瀬川祐輔のヘディングシュートが遠藤に当たってコースが変わる「不運な形」から同点にされ、堀体制初陣を白星で飾ることはできなかった。

 だが下を向くことはない。「勝たなきゃいけない試合だったと思う。今は皆で戦って勝ち取った勝利がチームとして必要。今日アカンかった部分を一人ひとり反省して、皆で話し合って良い方向に向かっていきたい」と前だけを向いた。

(取材・文 折戸岳彦)
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